日記.001

「ア」イスには賞味期限がなくてズルイ。#50音日記

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#50音日記
夏休みだから日記を書こうと思う。
でも、小学生の頃みたいに、
1日1日がキラキラなんてせず、
普段と代わり映えしない毎日だろうから、
50音でその日の妄想や考えたことを認めようと思う。
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「あ」

アイスは夏の実家の常備菜。

冷凍庫に必ずストックされているから、
今日もアイスモナカを食べてしまった。

アイスといえば、
数年前、
アイス屋さんでバイトをしていた。
秋葉原という土地柄、メイド服で接客していた。

思えばあの頃から私は「女を売る」という泥沼に
足を踏み入れていたみたいだ。

「自分は商品だ。"可愛い"には期限がある」

と18歳の頃に刷り込まれた。

大学生より高校生。
高校生より中学生。
18歳に22歳は勝てない。

チヤホヤされたりされなかったり、
性格が擦れたり直したりしながら、

"可愛い"には、

「消費期限」と「賞味期限」があるんだなと
最近は至っている。

(年齢的などうしようもできない)消費期限は
誰にでも訪れてしまうのかもしれないけど、
いつまでも可愛らしい人は
賞味期限を
その年齢毎の努力で伸ばして勝ち得てるんだと思う。

対して、
痛々しいおばさんや、
女を捨ててしまっている人は、
消費期限という概念に縛られているみたいで苦手だ。

夏が来た。
もうすぐ23歳。

消費期限は迫っているかもしれない(もしかしたら過ぎているかも)
けれど、
努力で賞味期限を伸ばしていきたいと思う。

夏が来た。
アイスには消費期限も賞味期限もないらしい。

なんだかやっぱりとても羨ましい。