【三角形】 意識と思考と感情と。
意識に昇るもの。
頭の中で騒がしいもの。
ときに荒々しく
ときに穏やかな波のようなもの。
すべてがごちゃ混ぜの状態であることに疑問を持つことはなかったし、それが当たり前だった。
ある人との会話の中で、"必ずしも人の感情を受けとり反応する必要はないこと"を知った。
あるとき腹が立ち、思いつきで意識を上げてみると不思議と感情はついてこなかった。
ざわつきもなくなりその静かさに驚いた。
自分という入れ物の中に自分とは別の"わたし"という感覚があることを知った。
意識はその場に留め置く(ただそこに居る、ある状態)ことで自分という入れ物の境界がなくなり溶け出し、自分と他者、植物、動物、空気そんな区別も関係なくなる。
まどろんだ感じで時間の流れも遅くなったような感じがする。
思考は強い欲求や恐れを好む。
不安や恐怖から逃げるための行動を起こさせ、揺さぶり、線を引く。
無いものを実体化させる。
本当の感情は内臓感覚。
"ざわざわ"したらそれが内臓の声。
冷え込みが強く曇り空が続くと気分がどんよりしやすいように、寂しいときや気分の落ち込みがあったときに胸のあたりや腹部あたりをシリコン湯たんぽみたいなもので温めるとそれも落ち着いてきたりする。
意識だけを重視したら社会生活もとより人と暮らすことが難しくなるように思う。
思考だけを重視したら思い込みと決めつけ、そこから作り出される物語と行動によって頑なさが出てしまうように思う。
感情だけを重視すると見えているものまで見えなくし盲目になるように思う。
「3」
三角形
意識と思考と感情。
それらがあるからバランスがとれる。
そうでありながら、そのバランス感覚を持つのが難しい。
けれどもそのバランス感覚を養うために過ごしていると、日々の出来事に良いも悪いもないのだな…とやっと体感的にわかってきたような気がする。
頭で理解することは納得で
腹で理解することが腑に落ちるだということが
やっとわかったような気がする。
やっとスタートラインに立てた気がする。
それはゴールでもあるのだけれど。
そもそもスタートもゴールもないという意味でもある。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?