今日の山田君 ~思うこと~ 26

どう考えてもわたしは裏方が向いている。
そんなわたしが今年度 育成会長をやっている。
29世帯42人の子ども会。

ものすごく苦手意識があるけれど
なぜか子どもがらみのことだと挑戦してみようと思える。
どう考えても育成会長なんてめんどくさい役割だ。

学校からは
新一年生の情報を詳しく教えてもらえないのだが
自分たちで調べて
新一年生のお宅にも
育成会加入の確認をしなくてはならない。
そのほかにも
春のお祭り
夏の親子レク
運動会のテント設営
秋のお祭りにお神輿
廃品回収など。
仕事の繁忙期と重なるなか
会議を開く必要もあったりと
なにかと慌ただしくなる。

そもそも育成会役員は毎年7名必要なのだが
シングルマザーの人も多く(免除されているため)
もともと役員のなり手が少ない。
役員は受けると3〜5年やるようで
わたしは今3年目。
今年度のメンバーは
協力的で信頼できるメンツが揃ったので
ここで育成会長をやって
そのまま最短で抜けようと目論んでいる。

そして、どうせやるなら
無駄を省いてより良くしようと思った。

副会長だった昨年度は勝手に引き継ぎノートを作った
そのときの「ああすれば良かったね」は忘れられて翌年に活かされることはなかったから。

長すぎる会議(通常1時間、ときには4時間以上)を短くすること
なぜなら、何かを決めるための会議なのに、世間話の会になっていから。
決めることが決まっていないから、終わりの見えない会議だったから。
自分がやるときには詰めれるところは事前に詰めて、会議は長くても1時間で終わらせようと内心決めていた。


今年の3月には
新年度スムーズに進められるようにと
資料準備したりと下準備していた。

しかし、コロナの影響で動きがストップし
結局は消えていった。
意気込んだわりに楽チンな
育成会長という役割を今やっている。

運動会は行われたが
3時間程度だったため
育成会のテント3張は出さないことにした。
運動会の2週間後に廃品回収をやって総会をやって
今年度の育成会行事は終わり。
会議は1度も開いていない。

わたしはいつの間にか
廃品回収の存在をすっかり忘れていて
運動会前日に副会長から
「廃品回収はいつでしたっけ?」と連絡が来た。
どうやら遠回しに教えてくれたようで
それがとってもありがたかった。


しかし、そこから大あわて。
なぜなら約2週間後には
廃品回収を行う日が迫っていたから。


それまでにやらなきゃいけないことがいくつかあった。

•廃品回収で使う広場の許可申請(カフェの敷地)
•役員会議を開く
•役員に配る資料作り
•軽トラック6台集める
•育成会会員への手紙を作る


運動会前日
15時過ぎでカフェは営業終了していたが
とりあえず電話をしてみた。
…が留守電だった。

その夜「さいとう」さんという方から電話があった。
「さいとうですが何でしょうか?」
 「はい??」
「電話かけましたよね?」
 「かけていませんが…」
「この番号はお宅の番号ですよね?」
 (•••たしかに家の番号だ)
 「家族が間違ってかけたかもしれないですね。すみません。」
身に覚えはなかったが
とりあえず謝り
それで電話は終わったのだが
その30分後に
カフェにかけたと思っていた電話を
「さいとう」さんにかけてしまっていたと
やっと気づくのだった。。。
確認すると1ケタ間違えていた。
さいとうさん、その節はしらばっくれた態度で
すみませんでした。。。


さてさて、会議をどうするか?


場所を借りて会議をしてる余裕もなかったから
運動会当日の開始前に役員に集まってもらって
30分ほど話し合いをすることにした。
役員には前日の夜に
いきなりだがお知らせ入れた。

その夜は役員に渡す資料用意したり
決めなきゃいけないことを考えたりしていた。
(今年の運動会がお弁当が必要ない年でほんとうに助かった…)


しかし、運動会当日の声かけでは
軽トラック必要台数6台のうち3台しか
集まらなかったのだが
その後なんやかんやと
温かい手が差し伸べられて
どうにか6台揃えることができた。


この日の夕方
カフェに電話してみると(今度こそ正確な番号で)
「(今年度は)手間でしょうから申請書は要りませんよ」
と言っていただけて
口頭だけで事が済んでしまった。
電話を切ったあとのわたしは
「ラッキ〜♫」と小躍りしながら大喜びしていた。
単純であほな2児の母なのである。


子どもの関連で役員や係になる機会がたびたび巡ってくるが
そのたびに周りに助けてもらっているなと感じる。
事前準備は得意なのだが
集団の中で臨機応変に動くことがとても苦手なので
そういうことが得意な人たちに支えてもらうことが多い。
持ちつ持たれつなのだと実感する瞬間でもある。



廃品回収当日はいろいろな人の手を借りる日だ。
「和やかに楽しく過ごせるように」
これが当日のわたしの務め。
それと、誰も事故やケガなどしませんように。


ただ、秋祭りができないことが残念でもある。
毎年、役員が子どもたちやそのご家族に
わたあめや、ポップコーン、
じゃがバター、チョコレートフォンデュ
などをふるまい
大賑わいとなるそのお祭りでは
ビンゴ大会も開かれて
子どもたちが
子どもらしい姿を見せてくれる日でもある。


それに、神輿をかつぐ子どもたちを見て
おじいちゃんやおばあちゃんたちもにこやかになり
地域が一体感を得られる日でもあるのだと思う。


それでも、変化が起こることは必然なのだから
しかたのないこと。
「そんなこともあるね。ま、いっか!」
と思えることが大切なのかもしれない。


今日もあなたに心の安らぎと幸福感が訪れますように♪


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