見出し画像

12星座のしくみと他者との関係性

はじめに

人のことはいまいちよくわからない。

自分自身どころか、18年間過ごした親や、それと同じくらい過ごしてきた夫、細やかに観察してきたはずの子どものことさえよくわからないと思っている。

長年一緒に暮らしてきても、ふとした瞬間に「初めての反応」を見ることがあって、そんな一面ももっていたのかと驚かされる。


人はその時々で反応が変わる。
心の扉をかたく閉ざしたり、少しだけ開いてみたり、思いきり開け放ったり。

同じ人でもそのときそのときの状況で、関係性がものすごく悪くなったり、良好になったりする。

関係性が悪くなっても相手への決めつけを手放して、相手を理解しようとする気持ちを捨てなければ、またそのうち何かの拍子に絡まった糸がほぐれてきたりすることもある。

あるお年をめした女性が「生まれ変わったらもう夫には出会いたくない」と言っていて、そのご主人からの「俺は探すから」の言葉に嫌悪感を示していた。

その方は普段から「今」を否定した見方をするのだけれど、自分と真逆の見方をするので全く理解できなくておもしろいなと思う。



実家でのこと

少し前に実家に顔を出したとき母とふたりで話をした。
妹の話題が出て、わたしの見立てと母の見立てがちがっていて、その捉え方のちがいになるほどなぁ…となったりした。
いつもは話さない部分にもふれたら妙に納得してしまった。

唐突だが最近のわたしは12星座にはまっている。
なぜならまわりの人たちを理解しようとするのに一役かってくれて便利でおもしろいからだ。
ひたすら観察するだけでは解消できない、人への疑問に対して別の方向から見る視点を与えてくれる。

12星座から知ったことを使って母に質問をしてみると、いままであれこれ考えてもわからなかったことにすごく納得できてしまった。

答えはすごくシンプルなものだった。
「母は人に対しての興味関心がとても低い」というもの。

幼少期は母のその希薄さゆえに、わたしには欠乏感があったけれど、ただ単にそういう性質というだけだったんだなと思った。
逆にいえば自分の内側の世界に向かいがちでさっぱりしているのだけれど、すぐに拗ねるところがめんどくさかったりも笑

つまりわたしはこれまで母へどう質問すれば答えが導き出せるかがわからなかったのだ。
探してはいたのだけれど質問する言葉をいままで見つけることができなかったのだと思う。

まぁ、この歳になってしまえば逆に、執着も詮索もしてこないつきあいやすい人だし、その時々でときには激しくときにはゆるやかに変化してきたが、いまはこんな関係性におさまっている。


12星座のしくみ

12星座のしくみは、しばしば、人間が生まれてから死ぬまでの各段階になぞられます。

初めの牡羊座は勢いよくこの世に飛び出す段階、2番目の牡牛座は、赤ん坊が周囲のものをぺたぺたさわったり口に入れたりしながら「この世界」を発見していく段階です。

そして次なる双子座は、自分のまわりに兄弟姉妹などの「他者」を初めて発見し、それとやりとりするために言葉を学び始める段階、に当てはまるのです。

石井ゆかり 双子座の本より

画像1


わたしはよく調子にのりすぎて長男からふざけすぎだと怒られたり、話の内容が辻褄が合ってないと指摘をうけるのですが、12星座のしくみで見てみると納得できてしまうのがおもしろい。

長男は乙女座なので高校生〜大学生
わたしは双子座なので小学生時代

辻褄があわなかろうが楽しければオッケーなわたしに対し、長男はそれではいけないと釘をさします。

なので、長男に対しては彼がモヤモヤしないよう最低限の配慮はするようにしています。
(できているのかはわからないけど)

おわりに

むかしある占いの本を読んでいたら、占いは自分のためではなく、人を知るために使うものだと書かれていた。

身近な人の12星座を知っておくと、その人がどうしても譲れない部分や触れてほしくない話題にゆるく配慮することができるようになるのだと思う。
理解できなくても知っているだけで、モヤモヤしたり、腹を立てたり、悲しんだりすることが少なくなる。

まわりの人たちを知ろうとしていくと、結果的に自分がごきげんでいられるというおまけがついてくる。

めぐりめぐって自分に徳がまわってくるようで、とってもお得で楽しい気分になりませんか?

大人になっても悪ふざけがやめられない小学生時代の双子座からの「12星座はおもしろいよ」というお話でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?