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どんな背景があってのことなんだろう?

ドキュメンタリー映画『ウクライナ・オン・ファイヤー』に引用されているマーク・トウェインのことば

歴史はそれ自体を繰り返さないが、しばしば韻を踏む
History doesn’t repeat itself, but it often rhymes.


マーク・トウェインの言葉にハッとした。

問題は知らないことじゃあない。知りもしないことを知っているんだと思い込むことなんだよ。
What gets us into trouble is not what we don't know. It's what we know for sure that just ain't so.
服はその人を形作る。裸の人々は社会にほとんど影響を及ぼさない。
Clothes make the man. Naked people have little or no influence on society.
真実は貴重な物であるから、控えめに使いなさい。
"The truth is a precious thing. Therefore, use it sparingly."


ウクライナ・オン・ファイヤー

オリバー・ストーン監督

ウクライナの歴史と近年に起こされたカラー革命と呼ばれるクーデターの仕組みを解説。
2016年に制作されたドキュメンタリー映画。


オリバー・ストーンの立ち位置

特に『プラトーン』は、自身のベトナム戦争での体験がベースになっていると言われ、戦争という異常な状況下で人間はいかに醜く残酷になるか、そしていかに戦争が非人道的なものであるかを痛烈に訴えている。これらの作品についてはアメリカ国内では賛否が大きく、特にオリバー・ストーンと同じ世代ではその傾向が顕著である。

最近では、次の時代を担う世代への教育的見地から、ドキュメンタリーを通じて、アメリカ現代史を問い直す作業に取り組み、その成果が2012年の映像作品『The Untold History of The United States』に結実した。


ゆる子ゆる雄さんという方がnoteで、どのように自分の身に落とし込んで考えるかをわかりやすく書かれていました。
例えが実感しやすかったですし、物事を捉える難しさを改めて感じました。


ジャーナリストの方の考察

実際のつながりやさまざまな方面から集めた情報から、中立的な立場で発信されています。



演説全文を読むと、愚直なまでにまっすぐな姿勢と、きびしい現実を受け止め、そのなかでできることを見極め諦めずにやってきたであろうことがうかがえる。


社会派映画監督オリバー・ストーンが、2015年7月から17年2月まで約2年にわたってロシアのウラジーミル・プーチン大統領を追いかけたドキュメンタリー



さいごに

わたしたちは、自分たちが振りかざしているものを正義であると信じて疑わないし、その正義を示したがる気がする。
そして、悪をやっつけたいと思ってしまうものなのだという悲しい現実がちらちらと見え隠れしている。

渦中にある人たちにとっては、正されない正義、正されるべき正義に対しての苦しみや悲しみ、恐怖と不安、憎悪、それらが絡み合いうごめきあって、断ち切ることの難しい連鎖になってしまうのかもしれない。

「不安に怯えず、安心して暮らしたい」
戦争はその願いが砕かれる出来事でもある。


戦争とはなにか?
正義とは何か?

答えは見つからなくとも、問い続けたいと思う。

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