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ハンモックヨガを体験して

合気道をやっていて
痛みが出やすい部分があることや
こわばりが出てしまう部分を柔らかくしたくても
なかなか改善できないことなどが気になっていた。

わたしの理想はネコのように
しなやかにのびやかに動けるようになることだ。

(しかし、出産したネコの様子をみていると、あのしなやかさも切れのある動きも幻のようだ…ということは今回は置いておこう……)

気になっていた「ハンモックヨガ」というものを体験してみることにした。
ハンモックを使った「ハートオブヨガ」というヨガだそうだ。

『ハンモックヨガ』
人間は何かに包まれると、安心感を覚えるといわれています。
ハンモックの布にくるまれる感覚は、母親のお腹にいた時のような心地良さの再現とでもいえるでしょう。
ハンモックに身体をゆだねて、揺れることで空間の感覚が生み出され重力の力を借り全身を解していきます。
そして、逆さまになることで脳への血流量を増加させ、
全身の排出経路を刺激します。
ハンモックに体重を支えられることで、関節が硬い人や腰痛がある人でも取り組みやすくなっています。
『ハートオブヨガ』
現代ヨガの祖であるクリシュナマチャリア師の教えに影響を受けたマーク・ウィットウェル氏によって創られたヨガの手法(アプローチ)のひとつ。
ハートオブヨガはヨガの流派ではなく、だれでも今の自分のプラクティクスに取り入れることができるメソッドであり、どのヨガのスタイルを実践していてもハートオブヨガの原則を当てはめることができれば、それはあなた自身のヨガになる。

「人生を生きていくための大切な軸」
「一人一人それぞれの人生に寄り添うヨガ」
「自分をヨガに合わせるのではなく、ヨガを自分に合わせること」

・とてもシンプルで穏やか
・自分らしくヨガをする
・動きのある呼吸法


つまり、穏やかなポーズの流れの中で、呼吸を第一にすべての方に合わせたヨガである。


ハンモックに包まれることで
深い安心感を得ることができた。
子宮のポーズとともに
お腹にいたころの呼吸へとシフトしていく。
頭から入ってきておへそに抜けていくイメージ。
背骨の連なっている骨の一つ一つに、
肋骨の一本一本にまで意識を向けていく。
動きの中で痛みを感じるところがあれば体をゆるめ、
呼吸によって痛みを癒していく。
ハンモックという小さな自分だけの空間で
見過ごしていた自分自身と対話する。
いたわり、感謝し思いやる。

このポーズはコウモリのような気分が味わえるものだった。
普段感じることがない重力のパワーにもおどろかされ、ワクワクもした。


とてもシンプルなのに、いちばんきつかったポーズ。
あまりの圧迫感に鈍痛に中断しようかと思ったほどだ。
よほどリンパの流れが悪かったのだろうか。
肩や肩甲骨の歪みの影響もあったのだろうか。

レッスン終了後、ティータイムが設けられていて、
そのときの話が印象的だった。

あなたの個性を大切に、相手の個性を大切に、そしてお互いを大切に助け合っていく。
ヨガマットの上だけでなく、日常でも自分を大切にできるように自分を感じて自分を取り戻していきましょう。
常に誰かに支えてもらっていることを感じて、安心して溜まっている身体の緊張を開放しましょう。
人に合わせて失っている自分本来のペースに気づいていきましょう。

また、正しい呼吸には骨格を整える効果もあるそう。
腹式呼吸によって、腸を整える作用もあるようだ。


無意識に入っていた力みが抜けたせいか
レッスン後は海に入ったあとのような
心地よいけだるさと共にいた。

しばらくは週1で通いながら
体の変化と心の変化を確かめてみようと思う。


今日もあなたに心の安らぎと幸福感が訪れますように♪



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