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ファンタジーの世界にとけこむとき

ネバーエンディング・ストーリー

インスタでこの動画をみていたら、子供のころ好きだった「ネバーエンディング・ストーリー」を思い出した。



思い出したらどうしてもみたくなり、子どもたちと一緒にファンタジーの世界にひたるのもいいかも、と思い購入することにした。

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イジメっ子から逃れた少年が学校の天井裏で「ネバーエンディング・ストーリー」という不思議な本を通して、幻想的な世界“ファンタージェン”を見いだす物語。本は若き戦士アトレーユが“ファルコン”という名の幸運を呼ぶ竜の助けで、ファンタージェンを“無”による崩壊から救う物語。



「夢ばかり見ていないで現実を見なさい」

自身の望む理想の子どもの姿ばかりを追って、実際に存在している目の前の子どもを見ようとも耳を傾けようともしない父親の言動に、なんだか切ない気持ちになった。


はてしない物語

バスチアンの感覚を共有できる本。
みんなが寝静まった夜に小さな灯りで読みたくなる本でもある。

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《表紙はあかがね色の絹で、動かすとほのかに光った。パラパラとページをくってみると、なかは二色刷りになっていた。さし絵はないようだが、各章の始めにきれいな大きい飾り文字があった。》

これは『はてしない物語』の冒頭部の一節なのですが、物語は、主人公であるバスチアンがこのように描写された本を手にすることで始まります。

作者のドイツ人作家のミヒャエル・エンデは「読んでいる本の中に入ってしまう物語」としてこの物語を構想しました。そのためには、物語の中で主人公が手にしている本とまったく同じ装丁でまったく同じ中身の本でなければならないとこだわり、文章だけでなく、この装丁も含めた本そのものも作品と考えたのです。


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子どもの感性とシュタイナー

子どもの感性を育てる教育について (その3)
-R・シュタイナーの幼児教育における「ファンタジー」の扱いについて-

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心の中に立てた壁

主人公の言う「心の中に立てた壁」には:
「価値観」
「常識」
「文化」
「偏見」
「宗教」といくつか呼び名があり,通常全く別のものとして認識されていますが,実はその根底にあるものは同じ。

「自分が正しい」という思い込みです。


自分の中にはどんな壁が存在しているのだろう。

「自分は正しい」という思い込みをどれだけ手放していけるだろうか。

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