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はたけ畑ハタケ〜♪

2022.06.29

おそらくめちゃくちゃ暑い日。
今日の天気を見てみたら、お風呂の温度かな?という気温だった。

なぜかそんなこともあまり気にならずに、この暑いと言われる日に草刈りをしていたのだけれど、今日の暑さは苦ではなくむしろ清々しい気持ちになった。

だんだんと無心になっていくにつれ、自分がその場に溶けだしていくような感覚になっていった。

無心になると内側の自分がどこかに消えていなくなる。
身体を動かすことの素晴らしさはこれに尽きるのかもしれない。


若い頃は何かに夢中になることで、理性を失うことで、頭の中の騒がしい自分を追い出していたように思う。

あれから歳をとり、アドレナリンを使わずとも、静かに自分を消す方法が少しずつわかってきたのかもしれない。



なるべく日陰を選んで作業をしていたものの、サウナにいるかのような汗のかきかただった。

シャワーのあとの紫蘇ジュースが最高に美味かった。

毎年つくる紫蘇ジュース。
ばあちゃんを思い出す味。

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「芽が出てしまった玉ねぎを植えると、また玉ねぎができるのか?」

とうとう実験結果を知る日がきました。

ブヨブヨした外側を削ぎ取ると、中は分球していてニンニクみたいな形のミニ玉ねぎが出できました。

(奥に映っているじゃがいもはお隣のおばちゃんが作ったもの。)

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はたしてこの玉ねぎはどんな味がするのだろうか?


次は根っこから玉ねぎを育ててみようかな。
さてどうなるか。

どうやらニンニク一欠片からもニンニクができるらしいのでそれもやってみたい。


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野に咲いていた一輪のスミレを庭に植えてみたものが、いまではこんなに勢いが出てきています。
保水目的の苔も定着したようです。


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ネコのトイレにされてしまって諦めていた里芋がいつのまにか芽が出でこんなに成長していました。


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どんぐりも少しずつ成長しているようです。

それにしても"形"って不思議。
石で形を作るだけで見落とされがちなものを目立たせることができてしまう。


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すいかの若葉と若い茎が産毛で覆われていました。
産毛は守り神。


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何かの虫の卵かな?


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「芽が出でしまって覇気がないじゃがいも」を植えたほうは、一時は葉が青々と生い茂ったもののけっきょく全滅しました。
葉が小蝿みたいな虫に食べられて最後は溶けて跡形もなくなくなりました。

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「種芋用のじゃがいも」を植えた方も小蝿みたいな虫がだいぶつき、茎まで溶けてしまったものもありました。

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溶けてなくなりそうなものだけ掘ってみることにしました。
すると小さな小さなじゃがいもがぽろぽろとできていました。

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揚げ焼きして甘辛味にしてみると、小粒のじゃがいもがまるで大豆のような味がしました。
他の家族は美味しいと言っていたのだけれど、次男だけは「お母さんが作るじゃがいもはあやしい」といって一口も食べてくれませんでした。
お隣のおばちゃんが作ったじゃがいもは「おばちゃん野菜育てるのほんとうまいよね〜」といって喜んで食べるのになぁ。


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夕方、木陰にあるコンクリートの上に寝転んでみたら、冷えたコンクリートがからだの熱を奪ってくれていい感じにクールダウンになりました。



かわいいけど蔓がやっかいなカラスノエンドウがすごいヤツだということを知った。
優生思想は嫌いなはずなのに、すでに自分の中に優生思想がインストールされていた。
当たり前のように植物対してその思想を振りかざしていたことに気づき自己矛盾を感じた。
人にジャッジされるが嫌いなのに人に対してジャッジしてしまうのと同じだな。

動植物を通して自分の弱さが見えてきます。
自然が自分では見つけられないものを見せてくれます。


熊とばったり出会ったら

熊とは目線を外さない。
猿とは目線を合わせない。
猪の牙に御用心。

自分の恐怖心に負けて、相手をむやみに驚かせて追い詰めないこと。
互いにこわいのだ。
実はお互いさまで、それは共通点でもある。

怖さ故に攻撃的に。

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