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太極拳の練習記録 5/24

導引保健功

 中国では、たくさんの人が日常生活の中に気功を取り入れ養生法として実行しております。気功は、「気血」の流れを良好にし、練功を続けることにより、骨格を正しく調整し、筋は柔らかく、皮膚を潤わせ、さらに生命エネルギーを引き出し、自然治癒力を高められると云われております。


◆第一式 調息吐納(tiao xi tu na)

呼吸を整え、おさめる

《効能・効果》
1.咳の予防と治療
 胸のつかえ、息苦しさ、高血圧、頻脈、激しい咳、冠動脈性心疾患などの予防と治療。
2.気血を整え補う
 貧血、虚弱体質、便秘、等に良い。


◆第二式 順水推舟(shann shui tui zhou)

水の流れに舟を押し出す

《効能・効果》
1.胸のひらき気を整える
 胸苦しさ、気管支炎などの予防と治療
2.神経を鎮める
 高血圧、息苦しさ、不眠などの予防と治療
3.肝と胆をゆるめる
 脇腹のつかえ・苦しさ、肝炎、胆炎の予防


◆第三式 肩胆日月(jan dan ri yue)

太陽と月を肩に担ぐ

《効能・効果》
1.腎を和らげる
 インポテンツ、漏尿などの予防と治療
2.腎の気を補う
 腰や四肢の痛み、耳鳴り、難聴などの治療
3.肺を弛める
 咳を止め痰を出す、肺の病気・気管支炎の治療


◆第四式 鵬鳥展翼(peng niao zhan chi)

大きな鳥が翼をひろげる

《効能・効果》
1.三蕉を整える
 むくみ、胃腸炎、小便のつかえ、腎炎等の予防
2.脾と肺を養う
 消化器と肺の虚弱、咳の予防と治療
3.手足の痛みをとる
 上肢、下肢と腰や背中の痛みをとる


◆第五式 力搬盤石(li ban pan shi)

大きな石を持つ

《効能・効果》
1.病気がちで体質の弱い人
 ノイローゼの予防と治療
2.胃腸、腹の張りに
 消化不良の予防と治押し
3.下肢の痛み
 運動機能の低下の予防と治療


◆第六式 推窓望月(tui chuang wang yue)

窓をおして月を望む

《効能・効果》
1.提肛で痔を防ぐ
 脱腸、痔疾、便秘の予防と治療
2.元気を補う
 脚・腰の痛み、耳鳴り、難聴の予防と治療
3.経絡を通す
 座骨神経痛、四肢の麻痺の予防と治療


◆第七式 迎風弾塵(ying feng dan chen)

風に向かってほこりをはらう

《効能・効果》
1.肺の機能を高める
 気管支炎・肺気腫・咳、感冒の予防と治療
2.精神を安定させる
 心臓病・高血圧・ノイローゼの予防と治療
3.経絡の流れを通す
 四肢や関節の痛みの予防と治療


◆第八式 老翁拂髭(lao weng fu ran)

老いた翁が髭をはらう

《効能・効果》
1.胸を開いて気を通す
 胸の痛み、動悸・息苦しさの予防と治療
2.三蕉の経路を整える
 むくみ・水分の代謝異常の予防と治療
3.経路の通りを良くする
 上肢・下肢の痛みの予防と治療


導引保健功の動画



☆自分の課題1:股関節の球を回す

股関節の球を意識できるようにしたい。


☆自分の課題2:手足を引き抜く


さいごに

先々週に初めて導引保健功をやったのだが、初めての動きだったりおもしろい動きが多くやりながらわくわくしていた。
太極拳は動きひとつひとつが小さな物語のようでイメージしながらできるところがおもしろく、気が散りにくいのもまたいいところだなと思う。
無意識に力んでいるところに気づくと可動域が広がって楽に動かせるようになる。
また、短期間では修正のきかない長年の癖や習慣にも気づいたりする。

今回、導引保健功の手元の資料をみながらnoteに書いてみて、太極拳はお守りみたいなものだなと思った。
お守りがあるとなんとなく安心感があるように、太極拳が自分の日常にあるおかげで余計な心配をしなくて済むような気がしている。
そしてなにか不都合なことが起こったとしても、「仕方がないね」といい意味でのあきらめができそうだ…いや、そう願っている。



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