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今日の山田君 〜思うこと〜 18

気づけばもうすぐ8月も中旬である。

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そして明日から短い短い子どもたちの夏休みだ。
今年の夏休みは11日間。
毎年行っている新潟の海にも今年は行けないだろう。
叔父が4月に急死したので、初盆もある。

個人的にはもう少し行動範囲を広げたいところだが、夫の手前むずかしい。


うちは自営業で、第一次産業のなので
コロナ患者がでるとまず出荷ができなくなる。
そして、いろいろな業者が出入りしなくなるだろう。
そうすると、様々なものが不足する。
たくさんの命を預かっているから
エサやその他必要なものが手に入らなければ、
その者たちは病気になりやがて死ぬ。

もともと利益率の低い商売だ。
薄利多売というのだろう。
売り上げの半分以上がエサ代だ。
施設や重機の導入や維持費で
あっという間に消えて
どこかへと飛んでいってしまう。

最近夫に
「この商売、薄利多売だし経費がかかりすぎるし、リスク高いよね。」
と言ったら
「そんなこと言うなよ。俺はこれにかけてるんだから。」
ドラマの主人公のセリフようなことを言っていた。

でも、いくつかの不運が重なれば簡単に終わりのきてしまう商売だろう。
夫には言えないが
わたしはいつ終わりが来ても動じないよう
こっそり心構えはしている。

サラリーマン家庭から嫁いで来て
まず金銭感覚が異次元に感じた。
「足りなければ節約する」という感覚のわたしと
「足りないなら稼げばいい」という夫。
金利が安いから運転資金にとりあえず借りておく
という考えがわたしにはどうも馴染めない。
毎月ものすごく大きな金額が入っては一瞬で溶けていく。
夫は、家族や従業員がいることで
働くことへのモチベーションになっているようだ。
子どものころ、貧乏を経験したから
「お金がない」というのが心底嫌になったそうだ。

働くってなんだろう。
本当の豊かさとはなんだろう。


わたしの朝は5時にはじまり、母親業は6時半スタートだ。
朝食を作るために台所に行くと
すでに次男が目玉焼きを作っているところだった。
驚いたことに
ポットに入れるためのお湯まで沸かしてくれていた。

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彼の朝ははやい。
なんと4時に起きている。
今日はそれより早く目が覚めて、3時45分に起きたと言っていた。
それは朝ではなく、まだ夜なのではないか?とふと思った。

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長男の分まで作っていて、
片方の目玉焼きはつぶれてしまっていたのだけれど
いつもだったら失敗してしまったことに腹を立て
八つ当たりしてくるのにそれもなく
「好きな方えらんでいいよ~」
そう長男に声をかけごきげんだ。
律儀に長男はキミの崩れた目玉焼きを選んだ。

「明日はお母さんの分も作ろうか~?」

次男は自分のことより人の世話を焼くのがすきだ。
いや、すきだというよりも
見ていられなくなって衝動的に動いてしまう
と言った方が正しいかもしれない。
学校でクラスの誰かが何かをこぼそうものなら、
教室のどこからでも飛んできてティッシュを差し出す。
花粉症の子が花をズビズビさせていたりしてもそうだ。

自分のことはすぐ忘れてしまうのに
次男は予備のポケットティッシュまで準備し
決して忘れることはない。

うちのポケットティッシュはあっという間になくなっていく。
それは、減った分だけ誰かを手助けしようと動いたということ。
担任の先生はそんな姿をみて微笑ましく思うそうだが、
やりすぎてしまうところがあるから
うざがられやしないかと
親としてはヒヤヒヤしてしまうのだが
そういうことも含め
体験して少しづつ学んでいくのだろう。


今日もあなたの中にある幸せに気づけますように♪


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