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電源立地促進対策交付金事業とは?

たまたま視界に入った気になったものをnoteにまとめてみたら"調べ学習"のようになっていました。
以下、その記録です。

これはなんだろう?

中学校へ息子を迎えに行って待っていると、こんなものを見つけた。


"電源立地促進対策"という聞きなれない言葉が無性に気になってしまって調べてみることにした。

気になり出した途端、今までは視界にも入らなかったこんなものまで気になり始めた。

避雷針?

先端部分がちょっと変わった形状をしている。

波型の雲も気になった


避雷針の原理

避雷針は、今までに270年以上の歴史があり、江戸時代後期に日本に持ち込まれた時に日本語で「避雷針」と和訳したわけですが、「避雷」という機能、「針」という形状に関する概念を含んだ言葉ですが、元々の英語では、発明者の名前から「フランクリン・ロッド」とかAir Termination Systemと呼ばれ、そこには「避雷」や「針」と言った概念はないのですが、日本語にした時に日本語の表現として膨らんでしまったのです。

元々の言葉に無い概念が追加された言葉なのです。また、2003年の改定により、「避雷針」という言葉は、JIS規格の上からも無くなり「避雷設備」の内の雷を受ける「受雷部」となりましたが、「避雷針」という言葉の知名度は高く、法的に無くなってもその用語が日常生活からは消えないのは、270年という歴史の重みでしょうか?

現在は、避雷設備と呼ばれ、雷を受け止める「受雷部」雷電流を地面にまで導く「引下げ導体」「接地」の3つから構成されます。

通常の避雷針の原理

さて、この避雷針ですが、何故、「針」なのかと言えば針のような先端のとがったものからは放電がし易いのです。針の先端は密度が高くなり放電を発生させるのです。

地面に立った避雷針の先から放電すれば、それは上空に向かっての放電ですから、落雷の「落ちる」とは方向が逆の話です
落雷は、一方的に上空から地面に落ちるのではなく、地面からの「お迎え放電」と雲の底から地面に向かう「先行放電」とが空中で引き合い、結ばれ、そこを次に雷雲からの大きな電荷が流れるのです。
避雷針の先の小さな面積を狙っても、命中するはずがないのは、電流の強さにもよりますが、50kA程度の電流で100m近くは放電します。100m先の1mm角の標的に命中できるほど自然界の精度は良くありません。

なぜ、避雷針に落ち易いのかと言えば、それは避雷針の先から誘導する放電が出ているからです。避雷針として、より落雷を招きやすくする研究も行われ、ESE避雷針として知られています。
ESEとはEarly StreamerEmissionの略で上向き放電を早い段階で(Early )、Streamer(お迎え電流)をmission(放出する)という意味でその形状は多々ありますが、表面積を大きな球体に地面からの電荷を集めておけば、地面から電荷が流れてお迎え放電を発生するよりも、電荷が空中に溜まっていますから、早期にお迎え放電( Streamer )を放出して落雷を招きやすくすることを目指したものです。多くは、表面積を大きくした球形なのですが、他社様の製品なので写真ではなく、図で示します。

逆流雷を発生させないように完璧なアースをするには、地面の抵抗率にもより増しが、数百万円から数千万円、1億円近い費用をかけて接地工事をしている場合もあります。
ここで良くある質問ですが、接地抵抗をA種10オームにしなければならないのかという質問です。A種接地というのは電気の保安用の基準であり、以前は避雷針の接地にもこの基準がありましたが現在はこの規定はありません。規定がないからと言ってなんでも良いのではなく、やはり、接地抵抗は低ければ低いほど良いのですが、地面につないであるというだけで安心てしまっている場合も多いのです。


PDCE

同社の代表取締役である松本敏男氏は、今後、開発が本格化する洋上風力発電事業での落雷対策に警鐘を鳴らす。「洋上風力発電事業の促進地域には、青森から秋田、新潟にかけての日本海側のエリアが選定されていますが、日本海側は、世界でも類を見ないほど雷の多い場所なんです」。

日本海側では、特に冬場に「冬季雷」という雷が多く、雷は古くから地域の生活に根ざしてきたという。例えば、富山湾では、冬に雷が鳴り出すとともに鰤(ブリ)の水揚げが始まるので、冬の雷を「鰤起こし」と呼ぶ。また、秋田県の魚でもある名物ハタハタは、漢字では魚へんに雷(鱩)と書く。


洋上風力発電


雷と反物質

雷が反物質の雲をつくる!?
— 雷の原子核反応を陽電子と中性子で解明 —

3. 波及効果、今後の予定
本研究によって、雷で反物質 (陽電子) が生成され、我々の上空をこっそり通過しているという、自然の隠れた姿が明らかになりました。

さらに、炭素、窒素、酸素の同位体(13C, 14C, 13N, 15N, 15O) などが、雷の光核反応でも生成されている事実も重要です

年代測定に利用される炭素同位体 14C は宇宙線によって、安定な同位体 13C は星の内部で作られたと考えられています。しかし、今回の研究で雷も同位体 13C や 14C を作ることが明らかになりました。年代測定へどの程度影響するのかは重要な研究課題になるでしょう。
今後は宇宙観測や素粒子実験の手法をさらに応用し、雷や雷雲を対象にした「高エネルギー大気物理学」とでもいうべき新しい分野が開拓されていくと期待できます。多様な分野の組み合わせが有効となる研究対象であることから、大気電気やレーダー観測の専門家、気象シミュレーションの研究者とも協力し、大学・研究機関の枠を超えた学際コラボレーションに成長させることが重要になります。


電源立地促進対策交付金

原子力、水力、地熱、火力発電施設の施設立地


電源立地地域対策交付金とは

概要
電源立地地域対策交付金(以下「交付金」)とは、発電用施設の設置及び運転の円滑化を図るための交付金です。

昭和49年に「電源開発促進税法」、「電源開発促進対策特別会計法」、「発電用施設周辺地域整備法」の3つが成立し、これらの法律に基づいて交付されることになりました
 
 平成19年4月1日に「電源開発促進対策特別会計法」は廃止され、同様の業務は「特別会計に関する法律」に引き継がれています。


水力発電

今まで気づかなかったが、わたしが住んでいる市町村には水力発電の施設が点在しているようだ。どうやら水力発電所が該当していて交付金を受けたもよう。

水路の遊休落差を利用して最大340kWの発電を行う水力発電施設です。ここで作られた電力は東京電力の送・配電線を利用して地区内の土地改良施設に供給され、維持管理費の軽減を図ることとしています。



第2章 小水力発電の基礎知識の整理

フランシス水車(反動水車)
らせん水車(重力水車)
ターゴインパルス水車(衝動水車)



Googleマップを見ていたらこんな構造物を見つけた。
家と比較すると巨大。
いったいなんだろう。。。

隅々まで手入れが行き届いていそうだから、市町村や県の事業なのかな?

世の中知らないことばかり。
それらに繋がりが見えてくるときがあって、それがわたしにとってはおもしろさであり、好奇心のもとでもある。

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