18.滋賀・長浜の「スタジオ縁」さんがロケもスタジオも撮れて最高だった件
その日、スモーク撮影をするためにスタジオを訪れた僕たちは、気がつけば満開の桜の中でロケーション撮影をしていた。
スタジオ内だけでなく、なんと滋賀県長浜近隣の「ロケーション撮影拠点」としても役立てられる驚きのパワーアップを遂げた「スタジオ縁」さん。
【ヘッダー写真・和泉守兼定&骨喰藤四郎:なかりんさん&袴さん】
撮影協力:スタジオ縁さん
ロケーション:豊公園
(F5.6 1/200s ISO200)
Canon EOS5D MarkⅢ+EF100mmF2.8Lマクロ
今回は2023年3月末、プレオープンのタイミングで利用させていただいたスタジオ縁さんのスタジオレポート? 的なものをしてみようかと思います。
①スタジオ縁さんはどんなスタジオ?
以前は京都にあったものの、今は滋賀県へと移転している。
琵琶湖線長浜駅から徒歩約5分。
車の場合はスタジオから徒歩1分のコインパーキング(24時間200円!)が利用できる。
1棟貸しタイプの古民家スタジオ。
畳だけでなく、2階は板張りになっているため、靴を履いての撮影でも違和感がない。
料金は平日10時〜18時で1.1万円、土日祝だと1.5万円だが、最大8人まで利用可能なので、3人以上で割ってしまえば、時間に対してかなりコスパがいい。
(4時間でのプランもある)
1階、2階ともに、二部屋をぶち抜けば、かなり広く使えることも魅力だ。
詳しくはスタジオ縁さんホームページ
さらに、近隣の慶雲館(日本庭園と屋敷)、鉄道博物館、豊公園(長浜城と琵琶湖を臨む公園)でも、イベント開催時以外は入場料を払えば、コスプレの撮影ができるというびっくり仕様。
つまり、全身鏡もあるスタジオ縁さんで、ある程度の準備・撮影調整をしてから、ロケーションに出ることもできるということ。
スモークなどもオプションで利用できるスタジオだが、その撮影場所はスタジオ内に留まらないのだ。
②スタジオ縁さんの二階で撮影してみた
先ほどのように、2階でこのようなライティングを組んだ。
足元のストロボには赤いフィルターを、窓の外のストロボにはオレンジのフィルターを使用。
スモークとカラーフィルターの組み合わせで、燃えるような背景を演出。
スモークなしでもこんな感じ。200mm望遠で狙うのたのしい。
広角で迫力あるショットも。
今回はスモークでの撮影がメインだったこともあり、二階での一部撮影しかできなかったが、洋室、一階の和室などいろいろな雰囲気が使えるのも魅力。
小道具も豊富で、また、庭でも撮影できるので、まだまだいろいろな撮影ができそうだ。
③桜満開の豊公園に行ってみた
3月末、ちょうど桜が満開のタイミング。
ロケーションでの撮影をおすすめいただいて、スタジオから車で3分の琵琶湖畔、豊公園に連れて行っていただいた。
ご案内いただいた長浜城裏側は、平日、人通りもそこまで多くない。
また、高低差が多いため、人の写り込みを気にせずに、満開の桜や、琵琶湖、そして長浜城との撮影を楽しめた。
季節によって折々の風合いが楽しめるロケーションだと感じた。
公園内、丘の上に秀吉公像があるのだが、その前が絶妙に木々が開けていて、人物と長浜城を写すのに最適なロケーションだった。
個人的にお城の迫力が出てバランスよく写せたのは、焦点距離100mmのレンズ。
地面に這いつくばって、煽るように撮影した。
同じ大きさで人物を写したとき、100mmよりも焦点距離が短ければお城は小さく写り、長ければお城が大きく写る。
好みで調整しよう。
さらに、お城の近くでも。
石垣&門にこれだけ近づいて撮れるだけでもロケーションとして優秀すぎる。
ちなみにこちら、日陰だったので、自然光っぽく見えるのはオレンジのストロボで、画角ギリギリから偽造した光。
斜め後方からこの光を使用するだけで、ロケーションの光がパッとしなくても印象的に見える。
もちろん見どころはお城だけではない。
春らしく、桜を満喫。
とてもいい位置の枝があった。
椿の花も。
自然光っぽいのは先ほどと同じような、オレンジフィルターを使用したストロボで偽造している。
17時すぎ、空がオレンジに染まり始めたので、ストロボを使用して空の色を活かしてみた。
琵琶湖、桜、菜の花。ステキな背景揃ってます。
きたきたぁ!
夕陽が反射する琵琶湖を背景に。
さて場所は変わり、こちらの素敵なロケーションの名前は――
「駐車場」
カメラ位置を低く、下から撮ることで余計なものが写らないようにした。
今回はスタジオ縁さんの二階と、豊公園の一部だけを使用した。
他にもできること、使えるロケーションがあるので、まだまだ楽しめそうである。
🏯<みんなスタジオ縁に急げ!
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