見出し画像

LUMIX VARIO 45-200mmを気軽なスナップ用望遠レンズとして使う

これまでスナップというと、広角レンズで街の風景を撮ることだと勝手に思い込んでいた。これが大好きな撮影であることは間違いないんだけど、不要不急の外出自粛が求められるこのご時世、近所の撮影ばかりで単調になっているのも感じていた。

そんな折にふと、望遠レンズを持って外に出ようと思い立った。

子供のイベントと自宅からの野鳥撮影「Birds from home」で使っているLUMIX G VARIO 45-200mm/F4.0-5.6 IIは大げさすぎないサイズで、重さも見栄えもさほど気にならない。ふらっと持ち出せる望遠レンズだと思う。

画像1


自分の場合、こうした望遠レンズで街を撮ると望遠端ばかり使ったつまらない写真を量産してしまう。だからこの日のテーマは身近な自然。近所を流れる川幅5m程度の小川のまわりを生き物を探し歩いた。


画像2


画像3


まず川で撮りやすいのはカモだった。そこまで警戒心は強くないようで、換算400mmならかなり大きく写すことが出来る。たいていは群れでいて、川の中で丸まっている姿が愛くるしい。


画像4


警戒心のなさと言えば鳩だ。こちらが特別騒ぎ立てない限り、真横を通っても平然としている。普段はふてぶてしさすら感じる鳩だが、写真に収めるとかわいくも見えてくる。


画像5


木の上にいる鳥の撮影は途端に難しくなった。葉のない時期とはいえ枝が邪魔だし、やっぱりうまくカモフラージュされていて、鳴き声はするものの居場所がわからない。ファインダーに写る姿も小さく、動きもすばしっこい。こうして撮れただけでちょっとした達成感を味わえた。


画像6


身近な場所にいる生き物といえば、ネコもそう。広角レンズのスナップでは風景の一部なっていたネコも望遠なら表情まで見えてくる。気持ちよさそうな顔だ。


画像7


「じゃあ毎回望遠レンズで歩く?」と聞かれれば、きっとNo。あくまでこれはスパイスのようなもので、普段持ち歩くなら広角レンズを搭載したコンパクトなカメラが好きだ。それでもこうして気分を変える自分なりの手段があるのは写真を長く細く楽しむ秘訣でもある。来たる春に向け、新しい遊びが増えた。

野鳥の本、1冊くらい買ってみようかな。撮り方というより、鳥の種類がわかりたい。そうすると子供に聞かれたときにすぐ答えられるしね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?