Voicyで観葉植物をテーマにしたチャンネルを自ら始めた理由
こんにちは、音声プラットフォームのVoicyでプロデューサーをしているワタナベです。
最近、Voicyで観葉植物をテーマに社員2人で喋るチャンネルを作りました。「観葉植物を楽しむグリーンラジオ」というタイトルです。
たまたま社内に植物好きのメンバーがいて、オフラインでよく植物について話していたんです。今あれが欲しいとか、どこそこでキレイな植物を見た、とか。
あまりにもよく話しているものだから「これ、放送してみない?」と、始めたのがこのチャンネル。自分たちと同じような観葉植物好きに聞いてもらえたらうれしいです。
自分たちはもっと音声配信を知る必要がある
こんなノリで始めましたが、私たちはプラットフォーマーの社員でもあります。せっかくなら自分たちにとっても、また、これから音声配信をする人にとっても意味のあるものにしたい。チャンネルを作ることを決めてから、この狙いを明確にすることにしました。
今日のnoteは、このチャンネルを運営する意図について書きます。
1.音声配信の難しさを体感し、共有する
まずはこれが一番の理由です。音声配信の難しさを自ら体験すること。
音声配信に注目が集まったおかげで、Voicyを始め音声プラットフォームでは多くの番組が立ち上がるようになりました。プラットフォーマーとして素直にうれしいことです。
一方で「配信がなかなか続けられない」という声も耳にするようになりました。数あるPodcast番組のうち26%が1話のみ、44%は4話以内で更新が途絶えているという情報もあるようです。
パーセンテージは違えど、Voicyでも同様に更新が止まる例はたしかにあります。
「音声配信は濃いファンがじわじわ出来る。だから最初は反応がなくても続けることが大事です」
放送開始前、私たちはパーソナリティさんにこうした音声配信の特徴をお伝えしています。それでも、続かない。
じゃあその原因ってなんなのか?配信を続けていくうちにぶつかる壁にはどんな種類があるのか?これを身をもって体験するのが、自らがパーソナリティとして放送をする理由です。
これについてはもちろん、Voicyを使ってくれた方や、ほかのアプリで配信する方にお話を聞くこともあります。ですが、そのどれも伝聞であり、100%の実感を持てない部分もありました。
自分が話すチャンネルであれば、すべての責任を持つことと引き換えに、音声配信をしていくうえで生まれる悩みや苦しみを解像度高く感じられると思うのです。
2.運営で得た知見をVoicyに還元する
運営を通して悩みを見つけられれば、それを解決するアイディアも出てくるはず。いや、見つけなければいけない。これはプラットフォーマーとしての使命。
「こんなときってどうすればいいの?」
こうした疑問に対する答えを自ら掘り当て、社内に、そしてVoicyで配信する個人やメディアのチャンネルにどんどん還元していく。こんなことを目指しています。自ら掴んだ知見であれば説得力もまた違ったものになるでしょうしね。これを繰り返して、再現性高く人気の番組を作れるようになったら言うことなしです。
そして今回、観葉植物をテーマにしたことにも意味があります。そこについても少し説明します。
そもそも、音声配信の人気チャンネルは学びのあるコンテンツが多いんです。
ニュースや語学、テックなど、ビジネスに生きるノウハウをスキマ時間でインプットしたいという需要がかなり大きいからです。
Podcastチャートで長らくトップを走るコテンラジオのコンセプトも「歴史を面白く学ぶ」です。(ちなみに、学び系に並ぶもうひとつの人気勢力はお笑い芸人のトークです)
そんな環境で、素人による趣味の話題というのはやや分が悪い。まずテレビやラジオと違ってチャンネル数自体が膨大で、ライバルが非常に多い。かつ、常に生放送されてるわけじゃないので「わざわざ」再生してもらわないといけません。
そのモチベーションを、趣味がテーマの配信で持ってもらうにはどうすればいいのか?ここが頭の捻りどころです。
実は今年の7月にも、私たちはVoicyとして公式番組を立ち上げたんですが、それはニュースのチャンネルでした。
1日の話題を5分でまとめるというコンセプトで、現在、Voicyの中でも人気のニュースと言える規模にまで成長してきました。
今度は、より難しいところでのチャレンジです。趣味の配信が人気を得るために必要なことは何か?内容の専門性?配信頻度?PR?もしくはそのすべて...?
この放送の結果がVoicyの未来を左右する、なんてことはこれっぽちもありませんが、やる以上はなんとか目に見える成果をあげたいと思っています。このnoteを見たみなさんはぜひ観葉植物のラジオのフォローをお願いします。
植物にとっては趣味の友達と喋っているかのように、まだ植物を持ってない人にとっては最初の1株の参考に。なるべくわかりやすく共感できる配信にしていきます。
いいねやコメントをくれたらもっと喜びますし、感想やフィードバックも大歓迎です。ぜひ一緒に日本の音声配信を盛り上げていきましょう。
それでは。最後まで読んでいただきありがとうございます。
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