もうデジタルのモノクロ写真はjpg撮って出しでいいかもしれない
ROCOHのGR IIIを購入してから写真を撮る枚数が飛躍的に増えた。
それに伴い、データの補正や整理にかかる時間もドドドッと伸びた。
贅沢でうれしい悩みではあるけど、ここにばかり手をかけてはいられない。カラーのネガにモノクロのネガ、それにデジタルのカラーにモノクロ。そのすべてに均等に手間をかけていたら時間がいくらあっても足りないし、そのうちに疲れてしまって「写真ぜんぶやーめた」となってしまう可能性すらある。
だからいったん決めました。デジタルで撮ったモノクロ写真は基本jpg撮って出しにすると。
まぁこんなのはわざわざ言うことでもないんですが、言葉にしておかないと結局また流されてしまうような気もしていて。必要十分なレベルで満足すればいいのに「どうせ出来るなら...」と、ついつい欲張る自分に。
RAWで撮れるとなれば一応RAWで。2400万画素で撮れるなら2400万画素で。クラウドストレージが無料ならそっちにも保存。
どれも出来ることではあるけど、やるべきことなのかはわからない。
そもそもGR IIIのモノクロってすごくいいじゃないですか。ここ数年モノクロはフィルムで楽しんできたけれど、GRが写すデジタルモノクロ写真もかなり好きになってきた。
それにひとくちに「GRでモノクロ」と言っても、セッティングの幅は無限に広がっているように思える。
イメージコントロールによるエフェクトは4種類もあって(モノトーン・ソフトモノトーン・ハードモノトーン・ハイコントラスト白黒)、そこからさらに詳細な設定も選べる。フィルム写真のように粒子の具合を決める項目まである。これだけあれば、その範囲でもかなり楽しめるんじゃないだろうか。
ちなみにこれはハードトーン。
こっちはハイコントラストモノクロ。
「今のところは黒が潰れ過ぎないハードトーンがいいのかな」なんて、ちょっと好みも出てきました。
こう考えるに至った理由の1つに、モノクロフィルムの良さに改めて気づいたいうのもあります。モノクロフィルムには写りだけじゃなく自分で現像作業をする楽しさ、スキャンをするこだわりも詰まっています。
だからこその使い分け。
デジタルのモノクロは日々気軽に撮りjpgで軽やかに。フィルムはもうちょっと大事なシーンで、撮影後にかかる時間と手間を味わうつもりで。そんな楽しみ方をしていきたい。
こうしてnoteを書きながらGRで撮った写真を見返すと、その言葉通りのラフな写真が多いんです。iPhoneで撮るメモみたいなレベルの。
ちょっとでも気になったものをバシバシいってる。水平も気にしないし、ほとんど立ち止まらずに撮っています。だいたい半径3mぐらいの距離感で、HUNTER×HUNTERのノブナガのような気持ちになりながら。
でも案外こういうのが良かったりするんですよね。自分の中でテーマを決めて意気込んで撮った写真より。不思議ですけど。
あぁ、またダラダラと書いている。なんだかうまくまとまりませんでした。
ので、今日はここでバッサリ終わります。最後は原宿のbaseyard tokyoの写真を。
今、サマーウォーズのPOP UPをやっています。「あれからもう10年かぁ...」って、いろんな人が言っています。もちろん僕も言いました。ここに入るとまたお金を使いそうで、しばらくは前を通るだけの日々を過ごしています。
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