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GR3 Snaps - PCを介さず写真を楽しむ

ここ最近、自分の写真の楽しみ方が変わってきた。数年来続いてきた「熱中」が落ち着き、今はカメラを毎日持ち歩くことはなく、気持ちの乗ったときにだけ撮るようになった。

スマホでいいやって日もあるし、GR3を使うこともある。どっちじゃなきゃいけないってことはなくて、気分や天気から「今日はいい写真が撮れそうだな」と思えばGRをポケットにいれる。

そんなものだから、写真の管理や編集にかける時間も減っている。

PCでLightroomやPhotoshopを使うことはもうほとんどない。GRからスマホに写真を転送して、VSCOでちょこっと色を変えておしまい。RAWも撮らない。今さらながら、これに慣れるといつでも写真をいじれるから楽だ。

なんならGRやスマホで撮ったままということもある。写真を趣味にしていると「Jpegはメーカーが大衆向けに味付けしたようなものだから、自分なりの色を探した方がいいよ」なんて言葉をよく聞いたし、自分でもそこに納得感は持っていた。

ただ今は、別にそれもいいと思っている。そもそも牛丼とかカップラーメンとか、大衆向けのインスタントフードも大好きなわけだし。

noteに時間をかけられなくなってきたこともある。時間をかけられないというか、人生の優先順位が変わってきて、ここで何か成し遂げないという気持ちが薄らいできた感じ。

こうして写真が貯まって、アウトプットしておきたい気持ちが高まったときに書ければそれで満足。


娘たちの成長も、写真と少し関係あるのかな。もう撮ってほしい日ばかりの年齢じゃないし、習いごとも多く、親子揃ってそれなりにバタバタしている。

今日の写真は冒頭のGRを撮ったもののみiPhoneで、ほかはGR3。ポジフィルム調で撮り、VSCOでなにかしらフィルターをかけている。

RAWを使った方が階調が...みたいな気持ちもなくはないけど、似たデータが2つあると管理の手間がグッと増す。Jpegしかなくて後悔するほどの写真も今のところ撮れてないしね。


写真やカメラの情報収集ももうほとんどしない。好きな写真ブログを見てインスピレーションをもらうことはあれど、「次のカメラ探し」のようなモチベーションはもうない。今あるもので楽しく撮りたい。

あくまでも自分の場合、カメラを変えて得られるのはそのカメラを使ったという経験や満足感で、写真そのものに影響を与えるのはもっと別の要素だった。素敵な写真集を見たとか、被写体(主に家族)と良い時間を過ごせたとか、そういうの。

このnoteもスマホでポチポチやっている。実際はこの方が、スマホでの見られ方を意識して書けてよかったりするのだろうか。

APS-C一眼レフで写真を始め、フィルムカメラにハマり、自分でネガを現像をしたりライカを使ったりしてきた写真趣味は、フィルムのEOS KissとGR3を手にした2019年の春から一気にカジュアルになった。それ以来、使うのはほぼその2台。

あとは仕事用にGH5とGOPROを使うくらい。これだって仕事がなければ持っているかわからない。それくらいシンプルになった。

変わらないのは、たとえ熱中状態じゃなくても写真は楽しいというところかな。

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