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あれは始まりに過ぎなかった

「1929年の大暴落の際立った特徴は、最悪の事態がじつは最悪ではなく、さらに悪化し続けたことである。
今日こそこれで終わりだと思われたことが、次の日には、あれは始まりに過ぎなかったのだと分かるのだった」

-『大暴落1929』ジョン・K・ガルブレイス-

世界の動向がおかしい。COVID コビット-19(新型コロナウイルス)でおかしいのは明白だが、その裏で何か大きく動いている。

3月6日の石油輸出国機構(OPEC)プラス会合における協議はロシアが会議でいい顔をしなかったために決裂し、3月9日に原油価格は急落した。
コロナの影響で世界の市場や工場が麻痺に近い状態になっているので、原油の需要が減り、サウジアラビアが産出制限しようと言ったのに、ロシアがもっと売りたいと断った。腹を立てたサウジはロシアに対して報復として原油を増産した。そして原油価格が下落。安い方が売れるのは当然なのでロシアも原油の増産を始め、価格競争が始まった。

原油価格が下がって困るのがアメリカ。アメリカのシェール関係は採掘コストが高いので原油が下がりすぎるとシェール関係で利益を出せなくなってしまう。だからトランプがロシアとサウジの仲介に入って価格競争を一応おさめたものの、今、空前の原油安。

そして北朝鮮の金正恩の死亡記事が出た。日本でも金正恩死亡説は去年の暮れから噂レベルで囁かれていた。北朝鮮内部の権力争いか何かがあるというのは確実視されていて、北朝鮮の外交や記念行事に出席するのが喋らない金正恩か、金正恩の妹、金与正だった。金正恩の生死はまだ不明だがおそらく死んでいると思われる。

そして気味の悪いことに日本国内にとどまらず世界中で謎の通信障害が起こっている。

金正恩死亡説は日本でも去年から民間レベルで言われてきたことなので、中国ならさらに詳しい情報を握っているだろう。

新型コロナ肺炎をトランプはチャイナウィルスと呼び、武漢の細菌研究所を疑っている。フランスはノーベル生理学医学賞を受賞したリュック・モンタニエ博士が人工的に作られたウィルスだと断言している。コロナの犠牲者になったボリス・ジョンソンも激おこ。

今、原油がダブついていて貯蔵庫がいっぱいで貯蔵はタンカーに入れて沖合に停泊させてるらしく、タンカーのレンタル価格が爆上がりだそう。

そして中国は世界がロックダウンしている中、一早く厳戒態勢を解き経済活動を再開した。さらに中国は3月17日にタンカー84隻でペルシャ湾へ買い占めに出てるらしい。

サウジの不自然な原油の増産、金正恩のニュース、謎の電波障害、中国のタンカー。コロナのややこしい時に中国を中心とした不穏な空気が世界を包んでいる。怖い。

ミンゴ


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