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暗がりとダイヤモンド

アーティストになるという夢があります。

私は大学の道半ばで体調を崩してしまって、心も、からだも、自分の思うとおりに行かない毎日を過ごしていました。今は少しだけ回復しつつあって、なんとか日常生活は送れているから、年度が変わる前に自分のこと、これからどうしていこうかということを、ひとりで丁寧に考える毎日です。

ううん、ひとりじゃない。私は人に恵まれた人生なので、信頼できる何人かの人に頼りつつ、なんとか考える毎日だと思います。

ずっとアーティストになりたいと思ってて、表現は私の生きる道のすべてでした。音楽が、絵が、言葉がなかったら、私は生きてくることができなかった。
大学生になったら、歌とイラストを思い切りやって、きらきらして生きられると思ってました。だけど私に待っていたのは自分の人生の棚卸しで、ずっと我慢してきたこと、頑張り過ぎていたこと、傷に蓋をして見ないふりをしてきたこと、それらに必死で向き合う毎日が始まりました。

人生って難しいなって。容赦ないなって、わたしは泣きながら思います。

自分を表現することに対して、臆するようになってしまいました。利害を求めてやってくる人が怖くて、欲望をぶつけてくる人が怖くて、顔も名前も知らない人との、心の見えない交流が怖くて。

わたしは大好きな表現の道に、1歩も踏み出すことができませんでした。

今できること。泣きながらずっと、ずっと、考えました。
わたしが安全に表現できると心から信じられる場所は、今のわたしには、言葉にしかないです。

音楽が好きで、絵を描くことが好きで、いずれそれらを笑ってやれたら、こんなに幸せなことはないと思う。だけどわたしにとっては声や筆跡では、受け取ってくれるあなたの距離が近すぎるように感じてしまって、まだとても怖いです。上手じゃないけど。才能なんてないけど。わかってるけど、それ以前のことでわたしはわたしを表に出せなくて、立ち止まってしまいます。

ほんの少しずつ、他のプラットフォームを持って、自分のやりたいと思うことをやって行けたらと思います。でも今いちばん安心できるのは言葉だから、文章だから、Noteではわたしの文章を使って、誰かに何かを届けていきたいです。

まずは10人の方に届くように、5人の方にちゃんと届くように、わたしは言葉を発信していきます。誰かにわたしの拙い文字が届きますように。
読んでくださって、ありがとうございました。

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