早朝のラジオ体操

毎朝6:30になると聴こえてくる音楽。

ラジオ体操のラジオの音。

道路を挟んだ駐車場の隣の公園で、毎朝5・6人のご年配の方々が集まってラジオ体操をしていらっしゃる、その音だ。


春夏秋冬。多少の雨でも。どんなに冷え込む朝でも。毎朝6:30になると、私の耳にはいつもの音楽が聞こえてくる。冬の間はまだ窓を閉め切っているのでマシなのだけれど、夏になると大音量の音楽が寝室にまで届く。

数年前だと、やっとさっき授乳を終えて寝かしつけたはずの赤ちゃんが起こされるということもしばしば。

毎朝の音。


最近では6:30と言えば、もう空も明るくなってきていると感じる時間。少し前ならまだ暗かった。

夏なら陽は上り始めている。

世間では早朝になるのか。もうすでに活動し始めている時間帯の一環なのか。私は知らないけれど。

私は結構朝方の人間で、忙しい時期なら2時に起きるし、そうでなくても5時過ぎには仕事をし始めていたりもする。赤ちゃんがいるころは、朝も夜もなかった。

それでも、やはり6:30というと窓を突き抜けて聞こえるほどの音量というのは、いささか早いのではないかというのが私の意見です。


えぇ、正直、

ラジオでライブ音源でなくて良いじゃない。

いい加減カセットくらい使えるようになりなよ。

いや、CDでもスマホでも何でも良いんだけど、とにかく音源を確保してせめて7時からでも良いんじゃないの?

というのが私の率直な意見であります。


とはいえ、彼ら彼女らに比べるとまだまだオムツを履いた若輩者と同等だと見なされるであろう私。

孤独死が懸念されるこのご時世に、毎朝の生存確認にもなるし、地域のご老人の交流の場になっていることも理解するので、直接クレームを入れるなんて野暮なことをする気はさらさらないのだけど。


毎朝のように、今しがた寝かしつけた赤ちゃんを起こされたあの頃は、本当にピリピリしながらその音が止むまでを過ごしていました。

(私、そうでなくても音に敏感なんです。)

最近では、「ご老人の生存確認、今朝も問題なしだったのね。」とか、「ヤバい、昨晩いつもより遅かったから、この音で起こしてもらえて助かったわ。」とか、「はぁ。また始まったということはもうそろそろ味噌汁を作る時間ね。」と作業の手を止める目安になったりとか、平常心の延長線上くらいの捉え方が出来るようになった。

それでも二日酔いで今日こそはゆっくり寝てやる!と決め込んだ翌朝6:30に起こされると「はぁ、あいつら(以下自粛)」と思うことも当然ある。人間だもの。笑


何が言いたいのかと言うと、

彼らの日常の1コマに過ぎない早朝6:30のラジオ体操の音で、私は自分のメンタル状態を計ることができていますよ。

ということ。


これまでならイライラの素はイライラの素でしかなかった。

坊主憎けりゃ袈裟まで憎いではないけれど、ラジオ体操自体が憎くなった時期もあった。

でも今では「あぁ、これだけあの音がイライラする朝ってことは…私疲れてるな。今日はゆっくり休むか。」って思えるようになった。

つまりそんな風に私のメンタル状態のバロメーターになる存在として捉えられるようになったということ。


私の成長度合いを伺い知ることができたし、ご老人たちの問題ない日常に「良かった良かった。」と思うこともできる。

まぁなんだ、そうは言ってもあと4つくらいボリュームを絞っても体操は出来るんじゃねぇか?と思わないこともないのだけれど、きっと明日に限って無音だとそれはそれで気が気じゃなくなるというか、心配になってゆっくり寝てることもできないだろうから、多分このままで良いんだろうと思う。

私って、お人好しなのよ。笑



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Melissa

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