素敵じゃないおじさん

おじさんです。

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最近の記事

置いてけぼりマラソン ~小学校編~

「大人の階段の~ぼる~」とはCMでもよく耳にする曲だが、確かに人生を歩んでいくとは、何かに向かって伸びる階段を上っていくかのようなものだ。しかし自分が考えるに、たしかに階段のようではあるが、踊り場が極端に長い階段であると思っている。日々一段ずつ上っていくようなものではなく、たまに訪れる一段を難なく上れるかどうか、それが人生であると思える。 その一段を上れなかったとき、奮起して一段とばしをする者もいれば、そこで諦める者もいる。この世に生を受けた瞬間から、その階段(というか踊り

    • 全人類が集まるディズニーランド

      若い頃はディズニーランドへよく行ったものだ。自分はアトラクションを楽しむよりも、ランドを訪れている人間を観察するのが好きだ。カップルやファミリー、学生同士で来ているなら微笑ましい。今回取り上げるのは、それ以外の人間だ。 ディズニーランドでは、「一体、普段はどんな生活圏に住んでいるの?」と思うようなタイプの人間と巡り会う。街を歩いていても見かけたことはない。学校や職場にもいない。友人・知人の話としても聞いたことがない。そんな人間と唯一相見えるのが夢の国、It's ディズニーラ

      • あの頃、君の靴は尖っていた

        音楽番組を見ていると、アイドルの嵐の特集が放映されていることがある。彼らのデビューから現在までの人気の曲を、当時の映像とともに紹介していくような特集だ。そんな中、2007年あたりの嵐の映像が出てくると、自分は途端に複雑な気持ちになる。 2007年、世の中では「お兄系」と呼ばれるメンズファッションが流行っていた。猫も杓子もFF7のクラウドみたいなヘアスタイルで、ギャル男ともホストともまた違う独特の格好で街を闊歩していた。自分もその一人だった。 流行は一般人だけに留まらない。

        • モラトリアムと酒

          多くの人は高校を卒業した後、大学へ進学するか、専門学校へ通うか、就職するかの選択を行う。いよいよ大人への入り口だ。学生という道を選んだ者にとっては、短いモラトリアム期間の始まりでもある。 思い返せば、この期間多くの失敗を犯した。そしてその失敗にはいつも酒が関係していた。モラトリアムに酒は付き物である。今回も当時の日記を交えながら失敗談を挙げていく。何度も言うが00年代の話だ。 嘔吐やばい!これは嘔吐の前兆にちがいない! でも待てよ、今までだって吐いたことないんだ、俺は吐く

        置いてけぼりマラソン ~小学校編~

          平成ハイスクール白書

          最近の高校生を見かけると、高校生の頃の自分よりも上品そうで賢そうに見える。髪を染めて、制服をだらしなく着て、ゲーセンでたむろするような子はほとんど見かけなくなった。もちろん流行りや価値観が20年前と大きく違うのはわかるが、自分がこの20年間でそれなりに大人になったのと同じように、世の高校生もあの頃より大人になってきているように見える。 よし、昔語りを始めよう。この記事は、現代の高校生や未来の高校生に向けて、20年前を伝える記事である。君たちが格好良い、すごいと思っているコト

          平成ハイスクール白書

          素敵じゃなかった日々

          自分は昔の写真やデータをしっかり残すタイプだ。20年近く昔に撮った写メ画像も、いまだにPCの奥底、自分にしかわからないフォルダに保存してある。今日は特に理由なくそのフォルダを開けてしまった。画像ファイルだけでなく、昔Web上でつけていた日記のHTMLファイルまで発見した。それだって軽く10年物の日記だ。在宅ワーク中にも拘らず、仕事を忘れて読み耽ってしまった。 日記の始めは、自分が高校一年生だったころにまで遡る。拙い文章に時折出てくる2ちゃんねる用語。所々、本気で書いたのか冗

          素敵じゃなかった日々