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人はそんなに変わらない

五輪、終わりましたね。プロフェッショナル・スーパーアスリートの祭典。世界規模の大興業。やれ、めでたし。さてさて、彼我の差異などに思いを馳せると、なにやら己が卑小を思い知らされるようで、泣きぬれて蟹と戯れてしまいそうになるけれど、ふと立ち止まって考える。ホントにそんなに違いがあるのかと。生きるための努力は皆日々やっている。どんな人もそれなりに一生懸命だ。何をしていようとも。目に見える華々しい結果があろうがなかろうが、生きている。たまたま、この世のこの時期に「華々しい」と思われるものを表出、体現したがゆえに、評価されているだけで、別の世の違った時であれば、また評価も違うであろうし。不倫しまくってる人が「雅」だったり、三年寝太郎が長者になったり、サマリヤ人が良き隣人だったように。ノーベル賞取るのが凄いのでも、国民栄誉賞をもらうのが凄いのでもなくて、どんな人も、その人という分野ではみんな凄い。偉いもんなんだな。

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