ルビー・チューズデー

暑い日だった。クーラーがついた。寒かった。毎日がジェットなコースターだ。おぼつかない足取りでステップを踏む。踊り踊る。火星人は1000年生きるそうだが、その半分でも生きられたなら、それなりに満足のいく人生を歩めそうだ。魔女も三百路からと言うし。いろいろなことに気づくのは、大抵は事が済んでから。済んだから気づくのだけれど。満月が夜空を横切って笑っている。大昔の星空が頭の上に降り注ぐ。忘れ物は取りに行けない。人生そういうふうにできている。とりあえず、探し物を見つけに出かけようか。

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