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勝っても負けても牛にひかれて善光寺

善光寺には2回行った。こぢんまりした街。地下鉄が通っているのに驚く。胎蔵巡りをしたり山門に上ったりして満喫。信州そばを食べればフルコース。長野では亡くなった人は善光寺に行くと言われているそうで、残された家族は善光寺に参ったりする。既に旅することもない日々。テレビで野球なぞ見ながら新聞を読む。変わらない日常となったそんな毎日。何のために生まれて何のために生きる…アンパンマンの歌が頭の中でリフレインする。とりあえず代わり映えのしない時間に安堵する。善光寺で買った牛の置物が笑っている。

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