【格闘賛歌】サージェント・スローター。
サージェント・スローターは米軍軍曹ギミックが大人気で、AWA時代はスローターのG.Iジョーが売られたほどだった。WWFを経てフリーで活動していた頃は「ポスト・ブロディ」と、言われていたが、1991年の湾岸戦争時には「フセインの親戚」ギミックでWWFに再登場した。入場時はポリスマンが厳戒態勢で守られながら、リング上ではイラク国歌斉唱と国旗掲揚で観客をヒートさせた。最後は湾岸戦争終結と共に「ミスターアメリカ」ハルク・ホーガンにやっつけられて、ジ・エンド。
その後のスローターはジム・ドゥガンと愛国者タッグを結成して活動していたが、抗争後に解雇されたマネージャー役のシーク・アドナン・アル・ケーシーの生活は悲惨でアメリカのワイドショーでも取り上げられた。
社会的に批判は受けたが、最後までやり遂げたサージェント・スローターとシーク・アドナン・アル・ケーシーは真のプロフェッショナルである。
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