パリ五輪サッカー男子メンバー予想
前提として……
・国内組は1クラブ2人まで
・海外組が多い=制約が多い
・オーバーエイジの調整も難航
・FIFAがIOCに22人へ枠拡大を要望している
など、流動的な要素が多すぎて、実際に選ぶ側はシミュレーションを繰り返して頭の痛い日々を過ごしていることと思います。
ひとまず「オーバーエイジはなしで18人」という前提のもと考えてみました。大岩剛監督率いるチームは守備時4-4-2⇔攻撃時4-3-3の可変式なので、それに基づいた予想です。括弧内はバックアップメンバー。
【GK】鈴木彩艶、小久保玲央ブライアン (野澤大志ブランドン)
【DF】木村誠二、高井幸大、西尾隆矢、関根大輝、内野貴史、大畑歩夢 (半田陸)
【MF】藤田譲瑠チマ、川﨑颯太、山本理仁、松木玖生、山田楓喜、平河悠、斉藤光毅 (小見洋太)
【FW】荒木遼太郎、藤尾翔太、細谷真大 (内野航太郎)
以下、理由です。
【GK】鈴木彩艶、小久保玲央ブライアン (野澤大志ブランドン)
最終予選で小久保が活躍した時には、彼を第1GKとしたら鈴木は選びにくいかもなと思ったりもしましたが、A代表のアジアカップで突き抜けなかったことで、逆に入ってくるでしょう。そうすると野澤がバックアップかなと。
【DF】木村誠二、高井幸大、西尾隆矢、関根大輝、内野貴史、大畑歩夢 (半田陸)
CBは弱点と大岩監督も認めるポジションですが、木村、高井が当確でもう1枠を西尾にするか。チェイス アンリも事あるごとに呼ばれて食い下がっていますが……。オーバーエイジに多くの名前が挙がるのも無理はなく、町田浩樹が呼べるのであれば左利きでもあり一番手だと思います。
SBは内野と半田で迷いますが、18人で回すにあたっては左右をより器用にこなせる内野を入れておきたいのではないかと。DFのバックアップは、CB経験者の関根をスライドできると考えるとSBで、内野と半田のメンバー入りしないほうと予想しました。濃野公人をいきなり入れる勇気はないでしょうし、バングーナガンデ佳史扶は怪我からの回復が見込めるとしても左SBのみで呼ぶのは難しいのでは。
【MF】藤田譲瑠チマ、川﨑颯太、山本理仁、松木玖生、山田楓喜、平河悠、斉藤光毅 (小見洋太)
藤田に万が一のことがあった場合にも備え、攻撃時4-3-3のアンカーとIHの両方ができる川﨑はボール奪取力を評価して入れたい。そして守備時4-4-2のボランチと前線の両方をこなす松木も当確となると、一番の悩みどころは同じ左利きの山本です。直近の米国遠征で初招集された佐野がマルチプレーヤーなので抜擢もあり得ますが、山本がいないとゲームコントロールに不安があり、ここは代表での活動実績をとるか。
WGも激戦区ですが、左右できて、押し込まれた時に5バック気味でも対応可能な平河は海外移籍の報道があろうが有力と思います。次点がスペシャルな能力を持ち、プレースキッカーでもある左利きの山田。あとは斉藤と三戸と佐藤の3択で、先月の米国遠征でアピールした斉藤か。バックアップは海外組で承諾してくれればいいものの国内組から考え、米国遠征で呼ばれた松村優太はそれが頭にあっての招集かとも思いますが、状態が良いのは小見だと思いました。
【FW】荒木遼太郎、藤尾翔太、細谷真大 (内野航太郎)
荒木がいつもFW登録なので、この3人としました。一部報道で招集可能性復活と出た鈴木唯人のソロで相手を破る力は欲しいですが、ポジションが重なる荒木との選択にならざるを得ず、荒木は狭いスペースで仕事ができる稀有なタイプで必要と考えると、どうでしょうか……。もしサプライズがあるとすれば、開幕から苦しんだ細谷ではなく、東京Vで活躍中の木村勇大。「旬な選手を呼ぶ」と言ってきて、米国遠征に呼ばずに隠したと見ることもできなくはないですが、果たして。
発表は明日7/3の14時からです。