#127:中学受験/学校見学にて
小6息子は昨日から夏休みに入った。よく中学受験の天王山と言われる時期だ。
夏休みの間は、学校もなくフリータイムが溢れている。この時間の使い方次第で、相対的に学力の差がつくのは当然といえば当然である。
夏休みの過ごし方はこれから試行錯誤しながら子供と日々相談していくつもりだが、上期も終わり、前半戦の学校見学も終わりつつあるので少し振り返って記録する。
10校の学校見学
6月最初の週末から始まった見学は、リアルもオンラインも含めると全部で10校になった。
現地開催とひと言で言っても、学校説明会という名称でしっかり学校の説明まであるものもあれば、施設見学会という名で学校の建物や施設だけを見てまわる形式もあった。またそれとは違い夏休み授業体験という、短時間の授業を実際に体験できるようなイベントもあった。
概して、どのイベントも盛況だった。コロナ禍の影響もあり、見学予約枠がすぐにいっぱいになるのは前に書いた通り。(↓)
ただ学校側もその辺りは承知のようで、満席になったら見学枠を後で追加したり、説明会の代わりに施設見学会だけを急遽企画したり、と様々な工夫を感じる。
どの学校も学生募集にはかなり力を入れている姿勢がヒシヒシと伝わってくる。まるで企業の採用活動と同じ。学校によってはそれ専門の部署まである感じだった。
学校見学で分かったこと
10校の学校見学で分かったことをひと言で纏めると「どこの学校もそんなに変わらない」ということだ。
こういう言い方だと、ネガティブな意味で受け止められるかもしれない。いや、そうではなく、「どこの学校もそんなに変わらない」ほど良さそうなのだ。
まず施設。校舎や建物が綺麗なところもあればグランドが充実している学校もあり、あるいは図書館やその他施設が立派なところもある。重点エリアはそれぞれだが、さすが私学でお金をしっかり費やしているようだ。
次にカリキュラムや行事。英語やICT教育に力を入れているのは、どの学校も今や当たり前。行事は修学旅行を生徒がセルフプロデュースしたり、調査学習とセットだったり、海外留学が充実していたり。カリキュラムも大学との連携やら、独自の選択科目があったりと豊富で魅力的なものが用意されている。
そして、教師や生徒。(学校によっては土日の見学会で生徒に会えないこともあるが)生徒の生の声を説明会で聞けたり、教師による学校説明を直接聞くことで、学校の良さげな雰囲気がしっかり伝わってくる。
つまり、今まで見てきた学校はほとんど不可なく、(うちの子にとっては)しっかりと合う教育が受けられそうである。
もちろんベクトル(教育方針)の違いやら多少のレベル感の違いはあるけど、子供がこの中から学校を選び、もし幸いに合格さえできれば、親としてはほぼ文句のつけようはない。
それくらいどの学校も素晴らしい。
多少の相性の良し悪しはあると思うものの、どの学校に通ってもしっかりとうちの子にとって最善の教育環境となりそうな予感。※
受験勉強のモチベーション
先ほど書いたのは親としての学校見学に関する感想である。子供が気にいる学校、縁のある学校(試験が受かるかも含めて)であれば、見学した中ではどこでも良いな、という感じ。
一方で息子には、良いなと思える学校と少し違うかなという学校があるようだ。
ただ概して、これまで漠然としていた受験勉強にリアリティーが出てきたようだ。要するに、見学に行ってる学校のうちどれかに入るため、毎日、塾や家で勉強しているという現実。
まあ点と点が繋がって線になったという感じ。
特に部活の様子をいつも興味津々な眼差しで見学している。いまテニスに少し熱い息子は、学校見学で必ずテニスコートの広さとテニス部のクラブ紹介を喰い入るように見ている。
ただ漠然と(ほぼ言われるがまま)やっていた受験勉強に、ようやく自分の中にも小さな火種ができたのかもしれない。
それが、この学校見学の1番の成果だと思う。
今後について
さすがに10校も見ると、息子もどれがどうだかもう既に少し訳が分からなくなっている。
これから夏休みの勉強しつつ、これまでの学校見学の情報を整理して志望校を絞り込んで行く必要がある。
さて果たして何が決め手になるだろう。
かなり大変な勉強してる息子に無責任なことは言えないが、色々楽しみである。
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