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お散歩記録 または本日の文化活動

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日常はセレンディピティ。
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#散歩

東京都庭園美術館。 2020.08.30

武蔵野台地のへり、白金台地の高台。 山手線内側の大きな森、自然教育園。 その懐にある東京都庭園美術館。 高度成長期。 首都高がこの森を貫通する計画もあったらしい。 建設省と文部省のせめぎ合い。 自然を残したい文部省と地元住民は譲らず、 結果、首都高は森に沿ってカーブを描くこととなる。 官僚が意地を張り合った頃の歴史。 これはブラタモリの請負い。 森に佇む朝香宮家のお屋敷は、庭園の素敵な美術館に。 アール・デコのデザイン。 昔も今も、半端ないお金持ちがいるなあ。 そんな社会

街角美術館。 2020.08.29

南平台から神泉駅に向かって坂を下る。 最初の美術館は、くるまミュージアム。 たぶんこの場所でキッチンカーを出している人の作品。 この車種が大好きなんですね、きっと。 ジオラマ風の配列にくるまへの愛を感じる。 キッチンカーもこの車種でした。 フォルクスワーゲン? 池ノ上駅から北へ上がっていく商店街。 お店のプレートと花の装飾が、いい感じ。 フラワーショップ、Anastasia。 オーナーさんも素敵な人なんだろうな、きっと。 北沢の街中にある小さな銭湯、石川湯。 一番湯に入れ

夏空、チョコレート、写真集。 2020.08.27

リモートワークの合間。 旧山手通りから西郷山公園を下って目黒川へ。 見上げる夏空。 青の濃さと白のまばゆさの コントラストが強ければ強いほど、 小学校の頃、 校庭で見上げた夏空を思い出す。 夏休みのソフトボール練習。 なぜか思い出すのは、 センターで打球を待つ長くて暑い時間。 green bean to bar CHOCOLATE おしゃれな構え。 目黒川沿いにあるお店。 チョコレートはチョコレートでも、 ちょっとお高いチョコレート。 でも、お高いものには理由がある。 理

丸の内仲通りの夏。2020.08.14

基本カメラの使い方が荒いほうです。 カメラバッグに2、3本レンズをぶち込んで。がちゃがちゃレンズ交換。 だから、本体やレンズに小さなゴミを吸い込んでしまう。 そんなわけで。 センサークリーニングのために、丸の内のFUJIFILM Imaging Plaza 東京へ。 久しぶりに歩いた丸の内仲通り。 たぶん、日本で一番セレブなオフィス街。 並木道がきれいでした。 では、また。

東京郊外、夏休み。2020.08.10

お盆ですね。 全国、全世界でたいへんな状況ですね。 東京都民も、それなりにいろいろと複雑な気持ちです。 悩んだ時は「利他的>利己的」の選択基準で行動を決めることにしています。 「それって、大丈夫?」 心の中で一回、きちんと自問自答して、お店で食事したり、散歩したり、美術館に行ったり、ちょっと遠出したり。 感染リスクに十分に注意を払いながら、エチケットを守りながら。 専務の実家に里帰り。 早朝の散歩。 ひとりで歩きながら、マスクを外して深呼吸。 ちょっとだけ湿っていたけ

代官山は曇りのち晴れ。 2020.06.07

「東京アラート」。 というのはなんだかちょっとよくわからないけれど、ひとまず越境するのをやめて、近所をのんびり散歩することにした。 渋谷区というところは目黒川と渋谷川によって谷と山が入り組み、起伏の激しいエリア。 山沿いにはとんでもないお金持ちの邸宅があって、谷筋にはちょっと下町の風情があったり。 谷根千や徒蔵にはとうてい及ばないが、カメラ片手に散歩するエリアとしてはなかなか楽しいところ。 くまさんに行ってきますと声をかけて、南平台町、猿楽町を伝って代官山へ。 代官山

誰もいない通学路 2020.05.25

月曜日。 専務(ぼくのパートナー)の実家へ。 東京都の緊急事態宣言が解除されたその日の朝は、 専務が通った小学校の通学路をたどる朝散歩。 自粛モードが続く中。 誰もいないスクールゾーン。 特にこの角は怖かったよ。と専務。 わかる、わかる、この角はたしかに怖い。 今だってふつうに怖い。とぼく。 誰にもである、小さかった頃に怖かった魔界の入り口。 子供の頃の目線で思い出す。 2時間だけのタイムスリップ。 武蔵野の原風景が今も色濃く残る場所。 季節の野菜、栗、梨、ブルーベ

2020年5月17日 いつもと同じ散歩道

いつもと同じ散歩道で、いつもと違うアングルを探す。 また楽しからずや。 では、また。

2020年5月5日 鉢山町から目黒川沿いに。

今日は5月5日。 こどもの日だったのですね。 いつもとは違う5月5日。 お散歩は、鉢山町を下り、目黒川沿いへ。 近くに住んでいたのに、歩いたことがなかった道を行くと、東京音楽大学。 キャンパスの周囲の坂道は「みどりの鎌倉街道」として整備されている。 この坂は、江戸時代に「目切坂」と名付けられた鎌倉へ続く道。 坂の途中に石臼の目切り名人である石工の伊藤与右衛門が住んでいたことからこの名がついたというのが有力な説、らしい。 江戸時代には石工が住んでい

2020年4月22日 お散歩探検隊

100%自宅にいるのは心の健康によくないし免疫力も落ちる。 100%働き続けるのも破綻をきたす。 8:2という配分はどちらにも言える、長い戦いの秘訣なのかもしれないと思いました。 日常生活の「意識」としては9:1ぐらいはクローズド。 そこを目標にしないと、一日合計で8:2にはならないイメージ。 幸い、自宅で勤務できる状況なので、極力「Stay Home」。 感染に配慮した距離を強く意識しながら、在宅勤務の間に散歩しています。 昨日は徒歩25分の駒場野公園、駒場公園を往

鎌倉 Cafe散歩

春の陽射しに誘われて鎌倉を散歩していたら、いつのまにかCafeめぐりみたいになってしまいました。 いつもより人が少ない鎌倉、下馬から材木座のほうの裏路地に入っていくと、モンブランやら、ドーナツやら。 美味しいスイーツとほっとする春の風景がありました。 振り出しは、下馬交差点にある「コペンローカルベース鎌倉」。 手塚貴晴+手塚由比さんが設定した明るくて居心地のよいカフェ。 遅めの朝食をタコスで。 どっちに向かって歩こうかと思案してたら、近くにモンブランを

永康街、迪化街。下町の香り。

「この街は、東京でいえばあの街みたいだな...。」 台北に来ると、ついそんなことを考えてしまう。例えば西門に行けば、なんだかちょっと原宿みたいだなあとか。 東京の街に例えるのは悪い癖かもしれないけれど、台北を歩いている時に感じるやわらかな安心感は、東京のどこかの街に似た風景や小さな頃にどこかでみた風景への既視感、街を歩く人たちの中に自分が同化できているような錯覚に起因しているかもしれない。 「日本の人が台北に来ると、誠品書店に行って文房具とか雑貨をたくさん買って帰るけど、台