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お散歩記録 または本日の文化活動

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日常はセレンディピティ。
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2019年11月の記事一覧

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田母沢御用邸から二荒山神社、東照宮へ

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中禅寺湖、英国、イタリア大使館の別荘の記憶を訪ねる

宇都宮はJAZZの街 〜近代人〜

JAZZの街 宇都宮の扉を初めて開いてみた。 静かな路地裏にあるJAZZ SPOT 近代人。 そこにはフランクで会話が楽しいマスターがいました。 素敵な空間。 そして、なにより、素敵な音楽。 大人の時間が流れています。 その歴史は1960年から。 なんと、わたしと同じ年。 こんな素敵な大人になれているだろうか。 そういえば、どうして近代人という名前にしたのか聞き忘れた。 マスター、湘南新宿ライナーに乗ってまた来ます。 では、また。 宇都宮のJAZZ SPO

暗闇だけどとても清々しい芸術祭。

Sense Island -感覚の島- 暗闇の美術島 東京湾に浮かぶ自然島にして無人島「猿島」。 暗闇の中をゆっくりと時間をかけて歩く。 この場所だからこその発想で生まれたいくつものアート作品に出会う。 ひとつひとつ、作者の伝えたかったことに想いを巡らせる。 暗闇の中で自分の五感がより敏感になってくるのがわかる。 風鈴の音に耳をすます。 聴こえなかった木々が擦れる音が、大きく聴こえてくる。 見えなかったもののエッジがしっかり見えてくる。 風の声がする。

本日の発見〜都心にベンチ〜

銀座線の京橋駅に降りてみたら、赤いベンチがずらり。 待ち合わせまでちょこっと時間があったので、しばし座ってこのnoteを書いている。 TOKYO BENCH PROJECT 2019-2020 どこの仕業? とみてみれば、グランドレベルという会社。 じつは、ここのところ、すごく気になっていた会社が仕掛けていた。 やはりな… わたしはこういうアイデアが好きだ。 ただ、こういう残念な使い方をする人がいるのもまた事実。 こうはなりたくないな。 では、また。

渋谷スクランブルスクエアに行ってみた。

<前置き> なんの予見、インプット情報もなしに、行ってみて思ったこと。 あくまで、個人の感想です。 KITTEとか、GINZA SIXとか、一連のCOREDOとか「あーなるほどなー」とか「これは新しいなー」とか感じるポイントがあったのですが.... ショップ・フロアに関してはとくに発見がなかったです... ただし、45F・46F・屋上の「SHIBUYA SKY」はまだ行ってません。 ライゾマティクスが演出しているそうなので、これは楽しみ。 ちょっと空いたら行ってみます。

街は〝裏〟が面白い〜江の島編〜

曇天の休日。江ノ電に乗って、江の島へ。 三連休なので、やはり人は多い。 そんな時は、迷わず街の〝裏〟へ。 街の裏には、表にはない顔がある。 表とは違うそこに住む人の生活だったり、表にはないちょっとこだわった文化だったり、季節の移り変わりへの気づきだったり。 繁華な街の〝裏〟には、必ず思いがけない出会いが待っている。 江の島の階段を脇に外れて、裏路地を行く。 生活の香りがしてくる、どこか懐かしい。 江の島の裏路地 中華香房 凜道 江ノ島駅を海側ではなく、北に上がり、

風に吹かれて〜瀬戸内国際芸術祭〜

瀬戸内国際芸術祭、2019年秋。 ひとつひとつの島にそれぞれの歴史。 思いを巡らせながら、島を巡る。 どこにでもある、でもここにしかない日常の風景。 豊島 湧き水に恵まれ、段々畑が美しい島。 酪農、稲作、みかん栽培などが盛んな島。 けど、産廃問題など心の傷もある島。 芸術祭がやっていない時、別の季節に小豆島や高松とセットで、豊島美術館にきてみたい島。 直島 かつては金属精錬など工業で栄えた島。 今は、地中美術館、ベネッセハウスなどがあり、第1回目から瀬戸芸の中核をなす

小さな老舗の幕引き。

[悲報] 久しぶりにとげぬき地蔵にお参りに来てみたら、地蔵尊煎餅むさしやが閉店してた。 お地蔵様のかたちをしたいろんな味の煎餅。 小さな頃、母のお参りの帰りに二人で立ち寄ったお店。 今でも、お参りに来ると必ず立ち寄るお店。 味噌煎餅や瓦煎餅、甘くて美味しかった。 50年を超えるお付き合い。 106年目。 小さな老舗が、幕引きを決断する秋。 今までありがとうございました。 ☞Flickrアルバムはコチラ。

大島のこと〜瀬戸内国際芸術祭〜

初めて来たこの島。 ハンセン病の方たちが「療養所」の名の下に強制隔離された時代があった島。 今も回復されたみなさんが静かに力強く暮らしておられます。 差別、偏見。 自分の中にもきっとある種を「種のまま固く凍らせておく」にはよい経験でした。 歴史を知らなければ、どうということのない島の風景。 道の真ん中に引かれている白線。 島内の曲がり角毎に、小さなスピーカーがあり、島中にオルゴールの音が流れています。 どちらも、目が不自由な方のための道しるべ。 間断なく、流れるオル