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Covid-19が建築に与えるインパクト

ここではコロナの話をしていきたいと思う。

コロナと建築、あるいは建築業界の関係についてである。

これに関しては、普通に考えると、衛生的な課題への対応ということになるのだろう。

けれども、それだけでは無いということをここでは示していきたいと考えている。

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コロナ対応といえば、直接的には、感染予防や3密への対応などが必要になってくる。

建築で言えば、手洗いや消毒をする場所を設けたり、ドアノブやエレベータボタンなどをタッチレス化したり、換気回数を増やしたり、また人の導線を変えたり、収容人数を制限したりといった運用側での検討などもそれに含まれる。それはそれで特に重要なことではあるのだが、ここではそれだけではないという事を考えていきたい。

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ちなみに、現在ほど、この先数年後を予測することが難しいときはなかったと思っている。

過去も大きく時代が動かす様なことは起こってきたが、このコロナのほど一瞬にして社会を変革するようなことはあったのだろうか?

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 3.11東日本大震災やリーマンショックなども一瞬で経済を谷底に落としてはいるが、今よりも復活のストーリーは描きやすかったと思う。

敢えて言えば、明治維新や太平洋戦争が挙げられる。流石にそれらはゼロから社会を再建するという事なので、コロナ以上のインパクトではある。しかし、それらには大きな希望があった!!! 今よりも将来の方が必ず良くなると全員(?)が信じていたので、具体的に将来どうなるかは描けないものの、明るい未来という方向性は見えていた。

一方、コロナについては、そこまでのインパクトはないが、コロナ後の世界を全員が明るい未来だとは考えておらず、そういう意味では予測の難しさは、それらと匹敵すると言っても良いのではないかと思ったりする。。。

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だが、だからと言って、そこで思考停止にならずに、敢えて整理をしていくことが必要だろう。思考停止になった瞬間に、成り行きの未来しか見えなくなってしまうのだから。


さて。

建築や建築業界がどうなるか考えるには、やはり周囲の環境をしっかり理解する必要がある。

例えば、医療・介護、食、購買行動、生活スタイル、都市、シェア、デジタル化、結婚、家族、旅行、教育・・・

様々な領域がコロナの影響を受けており、それらの状況を把握した上で、住まいはどうあるべきか、都市はどうあるべきか、そして建築業界はどうするべきかを考えられる様になるのである。

そして、その影響は様々である。新たなトレンドが発生しているものもあれば、過去のトレンドが加速しているもの、そして過去トレンドだったものが減速もしくは消滅しているものなど・・・ここを理解していく事が非常に重要だと思っている。

では、上記の中で、特に特徴的なものを取り上げて、コロナによる現状把握と考察を進めていこう。

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最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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