未定

感情が死んでしまった。

人は、あまりにショッキングな事が起きると、感情に蓋をしてしまうんだろうか。

歩くたびに溢れ出ていた涙が、一滴も出ない。

昨日の検査結果は、とても酷いものだった。思い出そうとすると恐怖で足がすくむ。記憶の映像に近付こうとすると、警報が鳴ってるみたいに行かないで、そこを見ないでともう1人の自分が叫ぶ。

気丈に振る舞う母を見ているのも辛かった。

姉と姪に報告する時も異常な程冷静で、まるで楽しんでいるかの様なスピードで、すらすらと現状を書いた。

悲しくて泣き喚く小さな本当のわたしの外側に、元気な着ぐるみを装着したみたいなわたしがいる。

こんなに苦しいのに泣けない。
なんでこんなにヘラヘラしてるの。

食事療法頑張らなきゃとか、わたしがしっかりしなきゃとか、なんかテンションが可笑しいのとか、気付いたら夫に30個以上メッセージを送っていて、驚かせてしまった。

どうしよう。

わたしが壊れてしまっては、いけないのに。

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