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XというSNSから少し離れる

慣れしたんだ青い鳥が、無機質な黒いアルファベットに取って代わられる日がくるとは想像もしていなかった。そう、X(旧Twitter)というSNSの話である。

イーロン・マスクがTwitter社を買収してからというものの、それまでも改悪のようなアップデートを続けていたTwitterだったが、さらなる改悪祭りが始まってしまった。その最たるものがサービス名を「X」に変更するというものであった。

それでいて、今度はブロック機能を削除する可能性があるという記事が出た。僕はブロック機能をあまり使っていなかったので被害は少ないが、それはあまり問題ではない。

真の問題はイーロン・マスクその人の気分ひとつで、ブロック機能を手始めにリスト機能やミュート機能などあらゆる機能が削除される可能性があるということだ。これぞ権力者というムーブメントで呆れを通り越して感心する。

そんなまさかと思う人がいるかもしれないが、社名とサービス名を実際に変えた男なのだ。行動力が凄まじいのは証明済みである。

このようにアップデートを重ねるXから、少し身を離してみたいと思う。いま思えば10年以上このサービスに親しんできた。しかし、それももう潮時かもしれないと思っている。

そもそも、TwitterがXになる前から、怨嗟渦巻く電脳空間と化していたこのSNSには辟易とすることがあった。特にこの数年はそれが酷くなっていたような気がした。単に僕と僕のフォロワーが歳をとったため、学生時代には見えていなかったような人生の苦労が見えてきただけなのかもしれない。それにしても、X(旧Twitter)には過激な意見や愚痴、対立を煽るような投稿が多いと思うのは僕だけだろうか。

そんなわけで嫌な気持ちになっていたところに、イーロン・マスク氏がトドメを刺してくれたわけだ。今後、Xを決済機能などを備えたスーパーアプリにしていきたいらしいが、そんなものを求めているユーザーはどれくらいいるのだろうか。

X(旧Twitter)を惰性で使ってしまっていた。これからは短文ばかりではなく、もう少し長文を書いていきたいと思う。

ところで「X(旧Twitter)」という表記がいまの世界で一番ダサい文字列だと思っているのだが、どうですか?

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