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マレー伝統マッサージの摩訶不思議

息子をシンガポールで妊娠中のこと。6ヶ月に入った頃、お腹が急に出てきて腰が悲鳴を上げた。基本、妊婦は湿布などができないので、自分で腰を押したり揉んだりしていたがそれも限界。そこで先輩の義母に相談した。

「じゃあ、マレーのトラディショナルマッサージはどう?知り合いがいるし、すぐ家に呼んであげるから。」

義母には"Urut"という指圧マッサージをしてくれる知り合いのおばちゃんがいるらしい。あ〜、それいいかも〜!すぐ呼んでください〜とお願いした。

夕方、義母の知り合いの、一見普通のおばちゃんが家にやって来た。「さ、お腹出して!サロン(腰布)巻いて!」

腰だけね、と義母にお願いしたのだが…なんと下半身全て!もちろんお腹もだ。(😭嘘でしょ〜)

おばちゃんは容赦なく、オイルをつけ、ぐりんぐりんさすっていく。腰は気持ちいいのはもちろん、お腹も変な感じはするが心地よい。わたし的には妊婦のお腹を揉むなんて考えられないが…心配ではあったが、マレー系の家では結構普通。郷にいればなんとやら、そういう家に嫁いでるんだからな、と思って施術を受けていると、

「これで逆子も治したことあるからね〜ガハハ‼️あんたのお腹の子、男の子だね👍確実。」

へ?今なんと?

私はまだ性別を病院で聞いていなかったので、おばちゃんの話も「またまた〜」とその時は思っていたのだが…

日本に帰国後(←里帰り出産した)検診に行くと、

先生「あ、印が見えましたね〜男の子ですね!」

私「わーありがとうございます♪楽しみです〜」と言いながらも、心の中では

「…あのおばちゃん、凄腕だな」と思っていた。

またマッサージ受けてみたいな〜

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