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変化の多い毎日に不適応を起こし出す長男

これまで長男は幼稚園での活動で不適応を起こす事がなかった。
その長男が最近幼稚園で、環境の変化に対応できずに苦労しているようだ。

新型コロナウィルス流行の影響で幼稚園が休園になった。
しかし両親が仕事のため、うちの子供たちは幼稚園の預かり保育を利用して毎日のように登園していた。

4月のはじめは春休み(預かり保育)
1週間だけ自主登園での午前保育(年長組)→預かり保育
休園のため預かり保育
今週から自主登園での保育

となった。

春休みまではいつも通りだった。
1週間の午前保育&預かり保育では、私のお迎えと外遊びの時間がぶつかってしまい、中々帰ろうとしなかった。
その後の預かり保育でも中々帰れないため、先生方のお力を借りながら様々な支援ややり方で何とかやっていた。

そして今週、
年長組のクラスがはじまるものの、適応できず、教室に入るのも嫌がり
みんなと集団で外遊びするのも渋り
みんなと同じことをやる、という事が上手くできずにいたようでした。

どちらかと言うと、これは私の想定内の長男像。
これまでは、指示に従い、パパッと動き、集団行動も取れ、運動会や発表会の行事も楽しみ
素晴らしすぎてにわかに信じられなかった。
ただ、周りの刺激に気を取られやすいため、支度や片付けが出来なかったり、午後の活動がぐだぐだになることはあったようだった。

これまでの長男は、過剰適応状態だったようにも思える。

だから、幼稚園でも自己を主張できるようになったのであれば成長なのだろう。
去年1年間で、悲しい、悔しいなどの感情が芽生えたり、甘え泣きと言った行動が見られるようになった。

感情の発達面においてはゆっくりだった長男。
癇癪やグズりもなく「?」といった様子で言われたことに従っているような事も多かった。
2歳頃までは、児童館でおもちゃを他の子にパッと取られても無反応、叩かれても無反応、転んでも無反応
と言うような、どこか全体的に鈍いところもあった。
そのせいか、いつもニコニコしていたので癒し系と言われることも多かった。

そんな長男の中に色んな感情が生まれ、気付き、やっと外に出せるようになったのではないか、と私は思う。
加えて最近、気持ちの切り替えが上手くいっていない姿をよく見るようになった。
(元々気持ちの切り替えは上手くなかったが、癇癪などの表現がなかったのであまり害にならなかった)
嫌だった事、困った事、上手く出来ない事を外に出してヘルプを出す、
そして周りに過剰に適応しなくてもやっていく方法を学ぶ機会であればいいなと思う。

小学校に上がる前にそれが見られるようになったのは、ある意味チャンスなんじゃないか?とも思う。

長男の過剰適応について調べていると、ああ自分もそうだな、そうだったなと痛い程感じる。
周りに適応しないといけない!と思って頑張る、そして疲れる。
とにかく私は疲れやすい。
いつでも疲れてぐったりしている。
自己肯定感が低いのも相まって、過剰適応以外の生きる術を知らない。

もちろん長男も疲れやすい。
過剰に適応しているだけではないと思うけど、長男は本当に体力がない。
パワーはものすごいけど、スタミナがない。

長男も頑張って幼稚園での生活をして疲れているが、
もちろん次男も頑張っている。
次男は疲れて眠くなるとお弁当を食べながら寝てしまうらしい。
そして先生がそのままお昼寝の準備をしてくれると、ぐうぐうとしっかり寝る。
ちゃっかりと言うか、彼は彼で上手くやれているのであまり心配はない。

次男は幼稚園は疲れるが、本当に楽しいようで楽しかった事をたくさん笑顔で話してくれる。
元々甘えん坊なので甘えるが、長男よりも体力があるようにも見える。

長男は幼稚園での疲れを家で不機嫌で発散させる事もあるので、帰宅後の様子が兄弟でまるで違うのだ。

私が長男に対して出来ることはなんなのだろうか。
とよく考える。

幼稚園のことは元々あまり話さないし、聞いても答えがないこともある。
そのため、幼稚園でどうしているのか、どう感じているのかがほぼ掴めない。

今はスクールバスがお休みになって、毎日迎えに行き、先生から様子を事細かに聞けるので良いが、
長男から聞く長男が今日大変だったこと、困ったことが、先生の話から遠くて結びつかないのだ。

長男は、
工作の時間が困った→のりが出過ぎた
外遊びでアイス屋さんをして運んだのに、こぼれて上手く運べなかった
と言う、体の不器用さから来る困りごとを話してくれた。
この時のような、不器用さからくる悲しみが積もって不適応を起こすのかもしれない。

長男の場合、長男の行動には必ず彼なりの理由があって
大抵はパッと見見当がつかない。
その理由がわかると、そうだったんだ!!と私がスッキリするものの、
謎の答えまでが遠くて、毎日の謎解きに嫌気がさすことも多い。

長男に対して出来ることってなんだろう。

結局はこの謎解きなのかもしれない。
謎解きをしてスッキリするのは私だけではなく、長男もスッキリしているのかもしれない。
そして、私に話すのが楽しくなってくれるかもしれない。

今は「もしかしたら」でしかないけれど、長男がこれから生きていく上で何かの助けになれたらいいなあ。

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