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「日本サステナブルシーフード協会(β版)」をはじめます。

協会といっても、まだ代表と副代表の2人だけ。

今年9月に正式に設立することを目指して、まずはβ版として試運転をはじめます。

代表の鈴木(すーさん)は、学生時代に漁師に見習いをしたことがきっかけで水産の世界に入り、築地のセリ人、大学院での水産流通研究、海洋環境NGOでの勤務を経て、昨年6月に独立。今は漁協や漁業会社向けのコンサルティングを個人で行っている筋金入りの魚の人です。

副代表の川合(サヨコ)は、ドキュメンタリー映像の制作や映画の上映会の開催を通じてサステナブルな世の中に興味を持って活動してきましたが、最近訪れた石垣島で白化したサンゴ礁を見たことがきっかけで海や魚に関心を深めています。

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2人は千代田区にあるシェアオフィス「みどり荘永田町」の住人で、鈴木が月に1回開催していた「すーさんの海鮮ランチ」を川合が手伝うようになったことがきっかけで、鈴木が以前から温めていた「協会を作りたい」という想いに川合を巻き込むことになりました。

これまで漁師見習いや築地のセリ人といった経験を通じて鈴木が感じていたことは、日本の海で魚がだんだん魚が減っているということでした。

漁業者が競争で魚を獲っている結果、魚は大きくなる前に獲られてしまい、水産資源が減ってしまっています。でも、小さな魚を安いからという理由で買っているのは自分たち消費者なのです。

これを逆の循環に変えることはできないのか…?

魚が大きくなるまで待ってから獲る。消費者も、大きく育った魚を選んで買うようにする。そうすれば資源にもやさしく、海の豊かさを保つことができます。

そのためには、魚を獲る人も、売買する人も、料理する人も、食べる人も、みんなで一緒に考えることが大事で。

日本サステナブルシーフード協会は、そんな海や魚の未来を想う人たちの学びと交流の場にしたいと思っています。

これから半年間かけて、イベントを開催したり、産地を訪問したり、講座を開いたりしながら、動きながら目指す協会の姿を決めていきたいと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

2020年4月15日

日本サステナブルシーフード協会(β版)

代表 鈴木允 副代表 川合沙代子



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