「千夜一夜」《レトロSF短編集より》
【追記(2024/5/23)】
新刊『あの頃の未来~ちょっとレトロなSF短編集(おとぎばなし)~』に再録のため少し改稿しました。内容を差し替え、本誌お試し読みを兼ねて掲載させていただきます。
レトロなSF仕立てですが、「人に正気を保たせるものとは…」を考えながら書きました。何かを感じ取っていただけたら嬉しいです。
◆男は見慣れぬ星座を眺めながら、大昔の探検家のことを考えた。永遠に続く夜の中、彼の話を「聞いてくれる」のは、答えることのできない給仕ロボットのペイジーだけだ——