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〈問〉 SDGsとは何ですか?

〈回答〉

SDGs( Sustainable Development Goals: 持続可能な開発目標 )とは、「誰一人取り残さない(leave no one behind)」持続可能でよりよい社会の実現を目指す世界共通の目標です。2015年の国連サミットにおいて、全ての加盟国が合意した「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の中で掲げられました。
2030 年を達成年限とし、17の目標と169 のターゲットから構成されています。

〈補足〉

  1. ミレニアム開発目標(MDGs)において達成できなかった課題の解決を目指す。

  2. 持続可能な開発の三側面(経済、社会、環境)を調和させる。

  3. 気候変動については国連気候変動枠組条約(UNFCCC)で対話する。


〈補足詳解〉


MDGs( Millennium Development Goals: ミレニアム開発目標)とは,開発分野における国際社会共通の目標であり、2000年9月にニューヨークで開催された国連ミレニアム・サミットで採択された「国連ミレニアム宣言」を基にまとめられました。2015年を達成期限として、8つの目標が掲げられました。
2015年までに貧困の削減や安全な飲水へのアクセスなど具体的目標が達成されており、達成された成果と改善すべき領域との両面からポスト2015アジェンダであるSDGsが策定されました。


2015年9月に、国連に加盟するすべての国により全会一致で「持続可能な開発のための 2030 アジェンダ」が採択されました。17 の目標と169 のターゲットは、統合され不可分のものであり、持続可能な開発の三側面(経済、社会、環境)を調和させるものとされています。
目標とターゲットは、最も貧しく脆弱な人たちに特別な注意を払い設定されており、実施手段は各国の置かれた状況を念頭に各国政府が定めることとされています。地球規模での最大の課題は貧困であるとされており、「誰一人取り残さない」の実現のためにアフリカ諸国など最も遅れているところに第一に手を伸ばすことが期待されています。

外務省パンフレット「持続可能な開発目標(SDGs)と日本の取組」



国連気候変動枠組条約(UNFCCC)は、1992年5月に採択、1994年3月に発効され、1995年から毎年、気候変動枠組条約締約国会議(COP)を開催しています。
1997年12月に京都で開催されたCOP3では、先進国に温室効果ガス排出削減が義務づけられた「京都議定書」が締結されました。🇯🇵
2015年12月にパリで開催されたCOP21では、先進国、途上国の区別なく、全ての国に温室効果ガス排出削減が義務づけられた「パリ協定」が締結されました。🇫🇷
SDGsでは産業革命前からの気温上昇を1.5度に抑えることが目標とされています。

〈参考〉