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22歳大学生がサンリオピューロランドにドハマリして年パスを買っちゃった話

深夜のテンションで書いてしまおうじゃないか、そう思いたったので書いちゃいます。

表題の通り、22歳大学生のわたし、最近サンリオピューロランドが大好きになり、ついに年パス買っちゃった。この記事では、ピューロランドの一体何がわたしを魅了したのかということについて、その愛を思いついたものから語ってしまいます。

わたしと故郷とピューロランド

わたしはサンリオピューロランドのある地で生まれ育ちました。つまりわたしにとって、あのそびえ立つ塔は幼少期からいつも当たり前のように見ている光景でした。幼少期の頃はよく家族に連れられてピューロランドに足を運びました。あの角松敏生が音楽を手掛けたIlluminant(イルミナント)世代です。(ピカピカ光るライト持ってました)

イルミナント(2001年6月22日 - 2007年6月12日)
中国から招いた浙江省雑技団15名とサンリオキャラクターとの共演による宇宙をイメージした舞台でオリジナルストーリーを披露する高さ15メートルの空中アクロバット主体のパレードショー。パレードの製作費および舞台装置の改良に2億5000万円が投じられ、成人層などの客層の増加を狙って製作された。テーマ曲は角松敏生、振り付けは振付師の南流石が担当。(Wikipediaより)

身近なところにあるとその偉大さを見落としがちで、幼少期を過ぎるとぱったりピューロランドには行かなくなりました。そこにはつまらない内在化されたジェンダーによって「ピューロランドにオトコが行くなんて…」そういう思いもあったと思います。(現在僕は、男性という性自認を採用していません。そもそもジェンダーを押し付けられるぐらいならそんなカテゴリはこちらから断るという考えです。トランスヴェスタイトがカテゴリ的には一番近いのかなと思っていますが、そもそもすべての人間が男性的な部分と女性的な部分、そして男女という枠組みに収まらない部分を持ち合わせていると考えられるので、ジェンダーという枠組みそのものに疑問を投げかけたい。スペクトラム~)「わたしがやっと自分自身のセクシュアリティと対峙できたこと」と、「ピューロランドが好き!と言えるようになったこと」って結構つながってる気がするんですよね。あれ、こんなこと書くつもりじゃなかったのだけど、話しているうちに浮かんできちゃうやつだ。じゃあ、内在化されたジェンダーとの戦いの話についてはまた別の記事で書くとしましょう。

21歳、数十年ぶりにピューロランドへ

就職活動が始まり、否応なく社会に出る時期が差し迫り、自然とわたしの人生の総決算、過去の総ざらい、棚卸しをするようになったころのことでした。これは意識的ではないのですが、やはり生まれ育ったふるさとに立ち返ることもあったのでしょう。わたしは不思議とピューロランドのことを調べていました。わたしはまちづくりにも興味があり、以前自分の生まれ育った街をフィールドワークして報告書にまとめたこともありました。ピューロランドを詳しく調べると(wikiを片っ端から読むと)おもしろい。なんだこの施設。。。もともとは学習施設!?(用地買収の関係)そして、企業の理念のページを読み、「感動」。なんだこの企業。血が通っている!魂がこもっている!この言葉は本物だ。そう思いました。

サンリオを調べる中で、新しく館長に着任された小巻亜矢さんの記事も拝読しました。(数年前の「セブンルール」という番組をみた覚えがあります)「すごい。。。こんな人がいま館長なんだ」そう思いました。

たくさんのことを学び、いろいろなことが理解できるようになった私は、どう考えても5歳のしょうくんとは別の視点でピューロランドを捉えていました。

訪れる前に予習して泣いた

実は訪れる前にパレードの音源を聞いていました。すると、その真っ直ぐな言葉、そして深い哲学に触れ、思わず涙が出てしまったのです。予習したわたしは満を持してピューロランドへ行きました。

すごい。。。思想が強め。。。

19年5月の末に姉と一緒にピューロランドへ再訪しました。近くまで行くと、意外と大きい建物。「あぁそうそう、このエントランスの感じ。数年前からエントランス入って目の前の虹には水が流れなくなったんだよね。これは排水施設の関係で、、、うんwikiで読んだ。予習済み」エスカレーターを下ろうとすると見える水晶。視界に徐々に広がるメルヘンチックな世界。「あぁ懐かしい」そう思いました。

ミラクルギフトパレード(現在行われている最大規模のパレード)の時間が迫っていたので、パレードを観ることにしました。そして、、、

予習してたのに、感動しました。。。

涙が流れるのをぐっとこらえました。。。

幼少期のころと比べて感じるのは、メッセージ性が強くなった(わかりやすくなった)ということです。これは小巻さんがインタビュー中でも語っていますが、ピューロランドの持つ理念をよりはっきりと出す方針に変えたそうです。

パレードのどこに感動したの?

じゃあ21歳の大学生が一体どこに感動したのかという話ですが、それは、「言葉」にあります。(音楽や光の演出も相まってですが、一番は言葉です)冒頭から素晴らしい詞の連続で、その言葉が結構思想強めなんですよね(いい意味で)そのメッセージに感動した、そう言えると思います。

パレードでは「かわいい」「おもいやり」「なかよく」の3つがキーワードになっています。(他にもキーワードはたくさんあるんですけどね。「信じる」「願う」「平和」とか)

ピューロランドの表す世界というのはまさに理想の世界です。誰もがおもいやりを持って、かわいく、仲良くする世界です。そのメッセージがあまりに真っ直ぐで、素直で、ガチで、飾り気がないから感動するんだ、そう思います。

わたしは大学で心理学と社会学を学んでいます。ですから日々社会の課題を勉強して、どんな問題が社会で起きているか、その原因が何なのか、どういう影響があるのかそういったことを3年間考えてきました。はっきり言って、今の社会は問題が山積みすぎて、考えていると鬱々とした気分になります。そういった中で、理想のど真ん中を大声でキティちゃんが真面目に言う姿は本当に感動というか、「言ってくれてありがとう。それ求めてた」という気持ちなのです。

「みんななかよくしようよ!」というメッセージを大声で言えない世の中になってきたんだなぁとそう思います。キティというアイコンを通してやっとそれが伝えられるのかもしれません。どうして大声で言えないかというと、「なかよくなんてできるわけねぇだろ!どうやるんだよ!この寝ぼけ理想主義者!」と言われてしまうからなんですね。(別に言われないんでしょうけど、そう言われている気がしてしまう。「共生」とか「多様性」って言葉、使い方にはすごく気をつけなきゃいけない)

そういう「平和」とか「友達を信じようよ」とか「寂しいときは隣にいるよ」とかそういうことがメッセージなんです。僕はそう解釈しています。他のショーでも様々なメッセージが読み取れます。「KAWAII KABUKI」とか思いっきりダイバーシティの話だし。あれ使って移民の勉強とかできる。

こころとからだ バランスを取ってくれる世界

で、そろそろまとめたいなぁと思うんですけど、実は今日も行ってきたのですが、ピューロランドって光と闇のバランスを取ってくれる場所だなぁと思いました。現実世界ってあまりにも殺伐としていて、息苦しいことがたくさんあるなって感じるんです。(もちろん楽しいことも多いけれど)そういう闇を感じたときに、ピューロランドに行くとキティちゃんを始めとする仲間たちがものすごい量の光を与えてくれるのです。(光の与え方は押し付け感がなく、僕の闇に寄り添ってくれる感じ。「誰にだって闇をみることもある!」はパレード中のキティの言葉です)そういう場所かもなぁと今日行ってきて感じました。(「そうだよね!やっぱり人を信じたり、友達を大切にすのって大事だよね!わたし間違ってなかった!がんばるね」って再確認して背中を押される気持ち)

ある種の宗教と言えるともわたしは思います。カルト的とかそういうのではないのですが、理念がかなりしっかりしていますから、ちょっと心の拠り所にしたいというか、「キティちゃんならこの場面でどう言うかな」というキティの内在化がわたしの中では起こり始めてて。

例えば、イラッとしたり嫌なことがあった時に、「かわいく」「なかよく」「おもいやり」と唱えるようになりました。どんなときも「かわいくあろう」「なるべく仲良くしよう」「おもいやりを持とう」そう考えるようになってきたなぁと思います。

ピューロランド、わたしの人生に少なからず影響与えてる、、、!

なにか嫌なことがあったとき、「あぁ~明日絶対ピューロ行こ」と思うと不思議と乗り越えられるんですよね。あれはモスクか何かですか?

生きていると忘れがちな大切なことをキティちゃんたちは思い出させてくれます。そして何より、みんなかわいい。キャラ以外のキャストさんも魅力的な方ばかりです。

行くたびに新しい発見があるので、やめられないのです。

そんなこんなで

話している感覚で、文章をだーっと書いてみました。構成とかする気がさらさらないので、すみません。そんなこんなで、2回目の来場時には年パスを勢いで購入し(暑さのせい)、お誕生日特典をもらい、昨日、(法的な)成人をしてから3回目の来園を果たしたっていうわけです。

これまでピューロアンバサダーを勝手に自称していたのですが、ネットサーフィンをしていたらそういうプログラムが公式であることを知り、本日付で公認ピューロアンバサダーと相成りました。ピューロランドの世界が広がれば、世界はもっとすてきになれる、そう本気で思っています。もうちょっとアカデミックに分析した記事も書きたいなぁ。あ、「好きなものは好き!と言えるきもち抱きしめてたい」by槇原敬之ですよ。これ大事。では。

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