マスクが外せない

病院の待ち時間が暇で憂鬱になったのでとりあえず最近の話でもかいてみる、noteあるある、やる気のある時だけめちゃくちゃ更新しがち



昔は多分そんなことなかったとおもう。ただ、親に不細工だねって言われて育ったので次第に顔にコンプレックスを持つようになった気がする。


インターネットに依存しすぎてる自覚はある、でも顔を知らない状態でお話をすることができるこの環境がすごく好き。顔で判断されずに、中身で選んでもらえるような気がするから。まあ私は顔も中身もどちらも良くないけど。



理解のない人からしたら所詮インターネットの関係って言われることがあるのが悔しい。わたしはインターネットで出会えた友達のこと、すごく大事。地元の友達よりも深い話をする友達がインターネットにはいるくらいには。




どれだけ好きでも、リアルで会うとなると、顔を隠すことができないし、顔で嫌われる心配をしてしまう。



ここ3年くらいはコロナ禍でマスクをするのが当たり前だった。私はコロナの前から、インターネットの人と会う時は夏でもマスクをしていて、それが不審な自覚はあったけど治せなかった。それがコロナ禍になったことによってマスクをするのが当たり前で、マスクをしても浮かなくなった。そのことにすごく救われていた。



今コロナが少し減ったことによって、マスクを外す人が増えた、季節のせいもあると思うけど、してない人の方が多いなと思う。



真夏で死ぬほど暑いのにマスクを外すことができない自分のことが嫌になる。自分のことなんて自分が思うほど誰も見てない、そんなこと人に言われなくたって自分の頭でわかってる。それでも苦しいもんは苦しくて、外すことができない。


鼻と口で顔の印象が全然変わることがわかっているのでマスクに逃げてしまうし、鼻と口のコンプレックスが余計にひどくなっているきがする。マスク詐欺っていう言葉は本当に意味がわからない、勝手に期待したのはそっちなのに、詐欺っていうのは違うと思う。


もうマスクなしの顔が知られている相手の前ですらマスクが外せなくて、ときどき何のためにマスクをしているのかわからなくなる。 

自分の醜い顔を長時間相手に見せるのも申し訳なくなるし、顔の全部をあらためて見られた時、何か良くないことを思われる気がする。被害妄想ばっかりしてしまう。だからマスクが外せない。本当は人にあってる時にこんなこと考えたくないのに。



大好きなバンドをみるために何個か夏フェスに行った。その時も死ぬほど暑くて、でもやっぱり怖くて外せなかった。顔よりも暑さ(命)を優先するに決まってるって言われたことがある。私は暑さよりも顔を晒すことの方がしんどくて、外すことができない。


外に出るとマスクを外している人がたくさんいて、視界に入る人みんな、綺麗な顔だなと思う。綺麗だからこそ、自分はやっぱり外せない、という気持ちになってしまう。自分の正面の顔、横から見た顔、ふとした時の顔、全部醜い気がしてしまう。少なくとも綺麗ではない。


(知り合いにしか見えないこと前提で)インターネットの海に顔を載せることに対する抵抗は昔よりなくなった。それでもやっぱり顔にずっとコンプレックスはあって、写真を載せることができるなら顔がコンプレックスなのは嘘でしょって思われるかも知れない、でもマスクなしの写真は絶対に載せないし、そもそも撮ることすらできない。

スマホにはたくさんの人との写真があるが、マスクなしで人と撮った写真は本当に両手で数えて余るくらいしかない。その事実がもう顔面コンプをあらわしている気がする。マスクがない状況で撮らなきゃいけない状況になったら絶対に鼻と口を隠す癖があるし、その癖はまだ治せる気がしない。




恥ずかしいことだと思っていないし、公言もしてるのでここでも普通にかくと、埋没(簡単に言うと一重から二重にする手術)を2年前の6月にしている。



人から見たら私の目なんて全然たいしたことないとおもう、特に大きいわけでもなければ二重幅が広いわけでもないし。

それでも頑張ってバイトして自分で貯めたお金を使って、手術の恐怖と痛みに耐えて得た今の自分の目は、少なくとも埋没する前よりは気に入ってる。前よりもコンプレックスを一つ減らすことができた、そんな気がする。だから自分の目は好きだ、もしかしたら褒めるところが他にないからっていう理由かもしれないけど、目をほめてもらえることも多くて、目だけは好きになれた。



マスクしてる写真はたくさん載せてしまうし、そうすることで一種の承認欲求を満たしてるのかもしれない、そんなつもりはないけどもしかしたらそうなのかも。


ずっと顔の下半分のコンプレックスをかかえながらこの顔で生きていくと思うとほんとうにしんどくて、しにたくなってしまう。ひどいときは鏡を見るだけで気分が落ち込むしなんでこんな顔なんだろうって負の感情でいっぱいになる。メイクしたって可愛くないなって落ち込むし、可愛い子を見たら嫉妬してしまう。可愛いを生まれ持った人がうらやましい。



でもきっと人には人の悩みがあって、いわないだけで顔に悩みがある人はたくさんいると思うし、見えてるものだけが全てじゃないことだけは忘れないようにしたい。



自分が直接言われたわけじゃないのに、誰かが他の人を可愛いってほめてるのを見たり聞いたりするだけで自分はかわいくないっていわれた気持ちになってしまうし、それでまた苦しくなる。


考えすぎっていわれたらそこまでなのかもしれないけど、可愛くない子にはかわいいなんていわないし、私はもちろん言われない側なの人間なので、かわいくなくてごめんねって気持ちになってしまう。見た目を気にするのも他人の言葉に怯えすぎるのもはやくやめたい。



顔に対する自信のなさが、中身の自信のなさにも、人の言葉を素直に受け入れられないことにもつながっていると思う。



早く整形したい。最近はそればっかり考えている。可愛い服やコスメ、アクセサリー、なにをみても可愛くない自分には似合わない気がして、もったいない気がして、なかなか手を出す勇気が出ない。


今年の目標の一つに自分にお金をかけることが入っているのに、自分なんかにお金をかけるのはもったいないと思ってしまってお金をかけることができていない。


自分のことを好きになりたい。


痛いのが嫌という理由だけで親知らずを抜くのが嫌でずっと逃げていたけど、親知らずを抜かないとずっとやりたい歯の矯正も手をつけることができない、そう思ったらやっと頑張る決心がついてきょうは入院の検査にきた。

綺麗な歯並びになったら、マスクを外して写真をとっていっぱい笑いたい。まだ21だから、25くらいまでには自分に少しでも自信を持てるようになれてたらいいなって、遠いようで意外と近い未来のことを想像してみたりする。


早くいまより可愛くなって自分にすこしでも自信を持てるようになりたいな。

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