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大切なもの

しばらくの間、具合いが悪くて恋人と電話をする事が出来なかった。

久しぶりに声を聞いた時、ちゃんと話すことは出来てなかったけど「あぁ、僕にこの人は無くてはならないんだな」と思った。


毎日の様にしていた電話をしなくなって、自分は痛いだの具合悪いだので頭がいっぱいだけど、彼女は離れた場所で普通に日常を送っている。
仕事をしたり、家事をしたり。
僕の存在がぽっかり抜けた日々を過ごすことになった。

きっと、寂しい思いをさせてしまっただろう。

それなのに久しぶりの通話にいつも通りにとても優しい彼女。

優しい声の安心感は半端ない。
時間があっという間にすぎてしまう。

少しでも、こんな風に相手を近くに感じれれない事が起こると、次に相手を感じた時にとてもとても愛おしくなる。
彼女の声が、彼女を感じる事が、自分にとってどれだけ大事なのかを感じる。

だから、この優しくて癒される声をずっと聞いていたくて、わがままになってしまう。

「もっとわがまま言っていいよ」


彼女の懐は本当に海のように広いんだ。
彼女の愛はマリアナ海溝よりも深い。

はやく、彼女を安心させたい。
「もう大丈夫!元気だよ」そう言ってはやく会いに行きたい。



サムネの画像は彼女とSkyの中でどうしても行きたかった裏世界。
グランドピアノが静かに置いてある素敵な場所。
このピアノ弾けたらいいのにな。


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