見出し画像

ごみ問題は3R(Reduce、Reuse、Recycle)だけじゃない?5Rや7Rについて解説します

今日はごみ削減と環境配慮のキーワード3Rについてと、最近3R以上に踏み込んだ対策として最近みかける5Rや7Rについて解説します。

3Rとは

3Rとはごみ削減のためにできるアクションであるリデュース Reduce(減らす)、リユース Reuse(再利用)、リサイクル Recycle(リサイクル)の頭文字を取ったものです。過去の記事でも書きましたが、環境へのインパクトから優先順位はリデュース(減らす)>リユース(もう一度使う)>リサイクル(リサイクル)になります。3Rについてはそれぞれもう少し具体的に踏み込んで解説します。
↓環境へインパクトの優先順位の記事はこちらから。

リデュース Reduce(減らす)

ごみの量を減らそうというのがリデュース Reduceになります。こちらはごみよりも買物を減らすことを意識づけると自然とごみがへります。必要でない物は買わない。例えば服なども本当にローテーション入りするのかを考えてから買う、あるいは買わない決断をする。スーパーで必要以上に食材を買い込むとフードロスにつながるので、初めから少ない買物にとどめるなどがこのリデュース Reduce(減らす)にあたります。買物を減らせば自然とごみも減ります。

リユース Reuse(再利用)

ごみとして捨てる前にもう一度使うのがリユース Reuseになります。リサイクルとリユースの違いは資源やエネルギーを投入せず「そのまま」もう一度利用するのがリユース、もう一度工場で資源やエネルギーを投入してもう一度利用するのがリサイクルになります。例えばリサイクルショップ、古着屋、古本屋、中古車など一度使った者を売ったり、買ったりすることがリユースの代表です。リサイクルに回るペットボトルより、そのままリユースされるビンで飲み物を買う。捨てそうな服を他人にあげるなどもこれにあたります。
ちなみにリサイクルショップは名前はリサイクルとなっていますが、ここでされているのはリユースになります。ややこしいですね。
また、一度目の使い方と違う使い方をすることもリユース Reuseになります。例えばビンや缶などの容器を小物入れや花瓶などに再利用になります。新聞紙を緩衝材にすることやレジ袋をゴミ袋代わりに使う。古タイヤを遊具にすることもリユース Reuseになります。

画像1

リサイクル Recycle(リサイクル)

ごみとして燃やしたり、埋めたりせずに、廃棄されたものを再度工場に輸送して資源を取り出して製品に作り直すのがリサイクル Recycleになります。紙、ペットボトル、缶、ビン※などは回収されるとリサイクルになります。
リサイクルすればごみを減らして新しい資源を使う量が減るので環境に優しいです。
※ビンはビール瓶のように洗浄してそのまま再利用されるリユースと、一度ガラスに戻されて再利用されるリサイクルがあります。

3R以外のRたち

上記のは国に公的に認められたものですが、これ以外にもごみ問題解決、環境配慮についてたくさんのRがあって5Rとか7Rとか呼ばれています。メジャーなものを筆者がメジャーだと思う順に挙げると。

リフューズ Refuse(拒否する)
割箸、紙ナプキンなどゴミになることが分かっているものを貰わない

ロット Rot(コンポスト)
野菜くずや食品を発酵させてたい肥にする

画像2

リペアー Repair(修理する)
壊れたものをごみにせずに修理してもう一度使う

レンタル Rental(レンタル)
車、ソフト、服などを個人で所有しないでレンタルする

リシンク Rethink(考え直す)
環境への負荷とあなたがしたい消費について考え直す

リフィル Refill(詰め替える)
容器ごと買わずに中身だけ買って詰め替える

リフォーム Reform(改良する)
着なくなった服などを作り直したりする

リファイン Refine(分別する)
廃棄する時はなるべく分別して可能な限りリサイクル

リターン Return(返却する)
携帯電話やインクカートリッジなどは購入元に返却する

リバイ Rebuy(再び買う)
中古の品やリサイクルされた製品を意識して積極的に買う

などがあります。3Rはリデュース、リユース、リサイクルで決まっていますが、5R、7Rはこれらから色々選ばれており、人によって、文献によって違います。正直な話、漏れやカブっているのもありますし、階層もバラバラです。
例えばリフューズ refuseは厳密にはリデュース reduceの一部ですし、リシンク Rethinkは行動ではなく思想に通じるものがあります。なので5Rや7Rは3Rほどはメジャーではありません。
ただし、いずれも間違いなくごみ問題を解決する手段で環境に優しいアクションなので覚えておいて損はないと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

この記事が参加している募集

SDGsへの向き合い方

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?