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環境問題に深いつながりがある食と農のはなし

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実は環境問題の多くは農業問題と深い関係にあります。このマガジンでは農業が環境問題とどのようにかかわっているのかについて解説します。
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記事一覧

【地球温暖化】牛のメタンを減らす3-ニトロオキシプロパノール(3-NOP)について解説

牛肉の環境負荷について以前別の記事1) で触れましたが肉類は環境負荷が大きいです。一番のポ…

ヴィーガンしたくても大豆自給率わずか6%!自給率と海外で主流の遺伝子組換え大豆につ…

前回、日本の食卓に並ぶ食材の自給率と日本農業を応援する方法について書きました。この記事で…

日本の食料自給率について解説し、国内農業を応援する方法について考えます

みなさん毎日ご飯やパンを食べていると思います。でも、我々が食べているその食べ物はどのくら…

有機農業(オーガニック)の地球環境へのメリットとデメリットを分かりやすく解説しま…

有機農法とは簡単に解説すると、化学農薬、化学肥料、遺伝子組換え作物を使わないで作物を育て…

映画「フード・インク」感想

AmazonのPrimeVideoで「フード・インク」を見ました。 あらすじ簡単に概要を説明します。米国…

養殖サーモン(鮭)は自然にピンク色にならない。サーモンと環境問題の話。

サーモンって美味しいですよね。油がのっていて柔らかい。生で美味しく、焼いて美味しく、洋食…

環境問題と深い関わりのある「緑の革命」を知って一緒に未来を考えませんか

環境問題は食と農に深く関わっています。それは現代の農業が、人類がそれまで10000年に渡ってしてきた農業と全く異なる農業をしているためです。20世紀の起きた農業の変化を「緑の革命」と言います。「となりのトトロ」で行われていた農業から見ると10000年前の人類の方がやっていることが近くて、現代の農業の方が遠いと言えます。 しかし、「緑の革命」の効果は絶大です。「緑の革命」は世界中の飢餓と貧困を激減させ、人類の人口を爆発させ、地球の環境を変化させました。私たちがどこから来たのかを

ベジタリアンやビーガンでない人でも食事から肉を減らす10のメリット

肉を減らす方法を書く前に肉を減らすメリットを書きます。環境、倫理、健康、家計、気づきなど…

フードロス削減!食品廃棄を減らす5つのアイデア

こんにちは! 突然ですが、我々の食べ物がどうやってできているか考えたことがありますか? …

食品用ラップをちょっとエコに身体に優しくする方法

プラスチックごみを減らしたいけどどうしたら良いか分からない。また、いきなり完全にプラスチ…

料理とは個人にできる最大レベルのプラスチック削減と環境問題への取組み

プラスチックを削減したい、使い捨てのライフスタイルを改めたい、環境にいいことをしたい。で…

脱プラのために個人でできるペットボトルを減らす8つの方法

先日、ペットボトルを減らすべき理由としてペットボトルの非常に重い環境負荷について解説しま…

水道水は安全で飲めます。脱プラスチックと環境問題の視点からミネラルウォーター生活…

ペットボトルの水と水道水は価格も約2000倍違います。世界ではまだ22億人の人がきれいな飲料水…

野生動物を保護したいなら、植林や寄付より食事の肉を減らしましょう。ビーガンが環境に良い理由ついて分かりやすく説明します。

畜産が提供するカロリーは全食料の18%ですが、畜産の土地利用は全食料の83%です。我々が肉を食べなければ手つかずの自然がたくさんあり、すでに絶滅してしまった多くの生物が地上を闊歩していたことでしょう。 牛一頭が一日に排出するメタンの量は160~320L(風呂桶1杯分)と言われています。全温室効果ガスの5%が畜産による反芻動物のげっぷやおならに由来していると推定されています。 肉食の問題点 現在、世界中で肉を食べない人(ビーガン、ベジタリアン)が増えております。肉を食べる