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2022/7/31 Damian Hamada’s Creatures 「魔界小学校 魔王参観日-DEVILISH HELL CEREMONY TOUR-」 in 渋谷 duo MUSIC EXCHANGE



荘厳な「聖詠」でメンバー登場。2曲目「Which Do You Like?」でいきなりブチあがる。「謝肉祭」「天使と悪魔の間に」、「Lady into Devil」この曲のリフは気持ちいい! 私はシモ手で観てましたがRENOさんの横ノリについつい踊りだしてしまいそう。からの「Deepest Red」。

シエル「今日はあの玉座がない。ダミアン陛下はどこからご覧になっているのですかー?」のフリで2Fカミ手のギャラリーから団扇片手に陛下が登場。
陛下「私ならここだ!参観日というのものは保護者は後ろから見るものだ。これは、あたり前田のクラッカーだ!」
昭和ー!

冒頭のコーラスが美しすぎて召されそうになる「Angel of Darkness」、それからしっとりとした「Tears in the Rainbow」。これオリジナルはエース長官がボーカルでしたね。D.H.C verも冒頭の泣き出してしまうんじゃないかという熱く静かな歌がとっても良かった。

そしていよいよ陛下登場、からの「悪魔の讃美歌」で会場も「おお〜〜!」という反応。
陛下「さすがこの国の都・東京。ほんとすごいな。点数をつけるとすれば666点だ。『悪魔の賛美歌』は意外だったかね? この曲はキーをオリジナルから5度あげておる。自分でもずいぶん上げたなあと思うのだが、どうしても2弦解放で弾きたいフレーズがあってだな、シエルに頑張ってもらうことにした(笑)前回のライブで無理やりギターを弾かされるという荒治療が功を奏して、わたしは今、ギターを弾くのがとても楽しい!」

陛下「さて、聖飢魔IIのSATAN ALL STARSの頃も含めて、わたしを初めて観たという者、手をあげてー(←先生)。うむ、諸君らはブロンズクラスだな。では2回目という者、シルバークラスだ。なんかお年寄りみたいだな。では3回、ゴールドクラスだ。4回という者、プラチナクラスだな。5回という者、ダイアモンドクラスだ。6回以上という者はいるかね? おお、いるな! そんな諸君らはダミアモンドクラスだ!」

さて次の曲へ行こうと思うのジャガー……今年の干支は何かね?」「とらー!」からの「Running Like a Tiger」。この曲は疾走感があって本当に好き。それからオリジナルも大好きな様式美炸裂の「魔界美術館」。
陛下「ふつう参観日といえば1年に1回、多くて1年に2回。めちゃくちゃ頑張って学期に1回だ。それが、なんと今回は1週間に3回もやっている! これでは魔界の労働基準法に抵触しかねん!」
シエル「魔界にもこうしぇいろうどうしょうはあるんですか?」
陛下「もう1回言ってみ」
シエル「まかいこうせいろうどうしょう!」
陛下「もっと速く!」
シエル「魔界厚生労働省っ!」
陛下「すばらしい(拍手)」
なごむ。

陛下「魔界ドーピングも2回目になるが、感想を聞かせてもらいたい」
(RENOさんおもむろに後ろからスプレーを取り出し口に当て)「スゥーーーーーーーーーーーーーーー(意外と長い)」
陛下「?」
RENO「目線いれつつ)サイショハ、アソビノツモリダッタンデスケドォ、ハマッチャッテェ……」
会場大爆笑。よく見るとスプレーには「魔スプレー」と書いてあった。バトラーさんの魔カップ麺に引き続き(笑) RENOさん、しゃべるたびに魔スプレーを吸い込むもののだんだん地声が出てくる様子にまた爆笑。あのスーパーギタープレイにこのキャラ、MASAKI NIGHTのゲストで拝見していたので知ってるつもりだったけど、やっぱりメンツが変わると違う面白さが。
陛下「さてここでお便りを紹介しよう!『RENOさんはもう2回目の参加になるので、そろそろ名前をつけてあげてもいいのではないでしょうか』。うむ、そうだな。ファウストというのを考えたのだが『REファウストNO』でどうかね!?」
RENO「セカンドネームでお願いします」
陛下「ではRENOファウストにしよう(会場拍手)!名古屋、大阪でドラムを担当したKAZAMIにもクロウリーという名前を用意しておる。この調子で進めば○年後には(筆者注:失念しました)世界のミュージシャンの1/3が改造人間になるということだな」
陛下退場しリード曲の「嵐が丘」。大盛りあがりで本編終了だった。ジルさんとRENOファウストさんのギターバトルも熱かった。ローズさんの鞭も華麗に炸裂していたし、お姿も前よりさらに艶やかになった印象。コーラスの声が本当に美しい。アレイスターさんもベースに鍵盤にコーラスにと八面六臂の大活躍だったし、魔カップ麺1個で666時間駆動できる(?)バトラーさんのドラムも繊細かつパワフルで素晴らしかった。

ENCORE

陛下登場で「魔王凱旋」「怪奇植物」。怪奇植物はもともと女性ボーカルのために書かれた曲だったらしい。聖飢魔IIの怪奇植物も死ぬほどかっこいいのだが、D.H.C verは妖艶かつパワフルで平行世界で本懐を遂げた感じ。
陛下「また出てきてしまった、私はもうダミ満足である! 冒頭でも言ったように39年前の7月、わたしはここ渋谷のライブハウスで聖飢魔IIを脱退した。そして本日、またこの地でライブをできたことは生涯忘れない思い出になるであろう。今日の気分はバッチグーだ!」
シエル「(死語に悶絶しつつ)悪魔的にはグー!でいいんでしょうか?」
陛下「チョベリグだな!いや、チョベリバかな?(横で悶えるシエルちゃん) ふふふ、死語とオヤジギャグによる言葉責めはどうかね?」
ローズ「むごいです……」

「最後はわたしたちだけで」ということで1stアルバムのリード曲「Babel」で締め。今夜はスカイツリーの頂上にて赤ワインで祝杯をあげるとしよう、という陛下の「きっとまた会うことを約束する」という言葉が本当に嬉しいDamian Hamada's Creaturesのライブだった。


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