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クリエイターEXPOで感じたトレンド

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【クリエイターEXPO】とは何か?ちょっとだけ説明します。
クリエイターEXPOとは、イベント会場に個人のクリエイターが自作の作品を展示、あるいはパンフレットにして配ってアピールし、それを受け取った企業や出版社の方が、我が社の戦力に加わってもらえるか否か、そこで商談が始まるいわば仕事の出会いの場、なんですね。
例えば、「今度うちのサイトでオリジナルコミック作品を立ち上げるんだけど、コンテンツ(作品)が足りないんだよね。いい作家がいないか見に来た」とか。
携帯会社、ゲーム会社、デジタル中心の出版社、一般企業からもオファーが来ます。

ですが、今回驚いたこと一つあって。。。
コロナ禍でもあり訪れる客も少なく、パンフを配るので精一杯の私。
「小学館の『ビッグコミック』で描いているマンガ家です」と言いながら営業に徹して渡すのだけど、客は無反応で素通りしてしまう。
その隣のブースにはまだ若いデビュー2年目の女性マンガ家さん。
ところが彼女に立ち寄るお客は
「フェルミ研究所で描いてるんですか!え〜!見てますよ。
すごい!マジ?わあ、握手してもらいたいな〜!」

隣の彼女は2年前に開設したコミックサイト「フェルミ研究所」の作画担当していたようです。その客が特別なのではなく、3日間のイベントの最中、同じように「フェルミ研究所だって!すごいね!」と言って、商談を持ち込むお客さんが多いこと多いこと。

「ビッグコミック」は青年誌の草分けだけど、今は200万人以上のフォロワーがいる「フェルミ研究所」の方が訴求力は確実に高い。
こんな現実を現場の現役マンガ家だけでなく、大手マンガ編集部は把握しているのだろうか?と考えます。
そういえば、マンガ雑誌を長年出版し続けてきた竹書房やぶんか社・日本文芸社は、振興するデジタル出版の傘下に入りました。
一部には世界的な爆ヒット作はもちろんあるし、マンガ家である以上それを目指すべきだけど、読者がマンガの何に期待しているか、がっつりハマる系作品か、クスッと3分で読み飛ばす系か、マンガの棲み分けをしっかり把握しなくてはならない。
少なくとも一般企業界・商業界でのマンガの需要はフェルミに軍配が上がった。そんなことを、今回EXPOに参加してしみじみと肌で感じました。

え?じゃあ私はどうするかって?
もちろん両方!
雑誌のヒットも目指すし、動画で拡散するマンガの訴求力もめざす。
やれるだけやらんとね。3年後どっちに活路が開くかわからないのですから。



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