楠栞桜、もとい夜桜たまさんへの追悼
楠栞桜、夜桜たま、この二つの名前を耳にすることはもうほとんどない。野次馬はとっくに興味を失い、関わっていた人間も楠栞桜など最初からいなかったかの様にふるまっている。それほどに酷い事件だった。
夜桜たまと言うキャラクターは夜桜たま自身の行為で、去年のec騒動をもって事実上死んだ。少なくとも私はそう思っている。
とは言え、夜桜たまその全てが騒動に焼き尽くされたかと言えば、そうではない。同僚を貶めて生まれた楠栞桜は徹頭徹尾どうしようもないが、『夜桜たま』にはまだ、かつての同僚が残した郷愁の余地がほんの少し残っている。
今日は2月10日夜桜たまの誕生日。この日にec騒動で消えた夜桜たまの思い出を振り返ろうと思う。ここnoteはec騒動で死んだ夜桜たまの眠る場所と見ることもできる。僅かながらの供養にはなるだろう。
真っ先に思い出されるのは一周年記念のライブのことだ。観客がファンメイドの歌を合唱し、その場にいた人間、ネット越しに見ていた人間、誰もが全力で楽しんでいた。その中に夜桜たまもいた。
麻雀プロとのコラボもあった。ひたすらに楽しく打つ光景、麻雀がド下手なプロデューサーが豪運で逆転勝ちをもぎ取った光景は、運次第ではプロにも勝てると言う麻雀の個性そのものだった。
公式の動画やラノベでも思い出はある。天然な生徒会長と言う設定はベタだが好きだった。公式の動画も当時は胸を躍らせながら見ていたものだ。
ファンメイドのMMDや動画は、思い出と言うには少々泥を付けられすぎているがそれでも当時は楽しんでいた。夜桜たまの出る作品が妙に多かったのを憶えてる。
まだまだあるが、全て書いているとキリが無いのでこれくらいにしておこうと思う。
夜桜たまの中身がこれから先どうなろうと知ったことではないが、『夜桜たま』には安らかに眠っていて欲しいと思う。