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Twitterスペーストークライブ「科学技術は私たちにとって身近な存在であるといえるのか?」ゲストオーサー:原田久美子さん②

1回目のイシューの結果が、次のイシューに繋がった

(伊藤)研究データではなくても発信情報は見る、というのは面白い結果ですね。
実は、原田さんは「科学技術を身近にするにはどんなサイエンスコミュニケーションが必要か?」という2本目のイシューもだしてくだっています。こちらについても、簡単にご紹介いただけますか?

科学技術を身近にするにはどんなサイエンスコミュニケーションが必要か?

(原田)1本目のイシューである「科学技術は身近な存在か?」に対しては、興味はあるけれど身近ではない、というコメントが多くみられました。この結果をふまえ、どうやったらこの部分についてもっとコミュニケーションをとっていけるだろうか、と思いました。研究支援の会社を運営していることもあり、研究内容をもっとわかりやすく伝えたり、科学技術と一般の方々をもっとつなげられないかとずっと思ってきました。1本目のイシューから、コミュニケーションをどうやってとればいいのか、どうやって情報を得ればいいのか、という点が課題であるとわかりました。であれば、逆にどんなコミュニケーションがあったらいいか、皆さんにお聞ききしてみようと思いました。

(伊藤)2本目のイシューは選択肢も面白いですね。お茶を飲みながら科学について対話できるサイエンスカフェ、年齢問わず参加できる科学イベント、科学番組の視聴、研究機関で開かれているオープン講座やイベント、など具体的な選択肢がありますね。
現時点(2023年7月18日)ではサイエンス・カフェが一番多いですね。コメントにも、想像しただけでも楽しそう、行ってみたい、という声がありますね。

(原田)実は、サイエンスカフェは昔からあったんです。けれど皆さんに情報が届いていない、行きづらい何かがあるのかも、と思いました。そこで、こうしたら人が集まるのではないか?、と色々と想像しました。

(伊藤)サイエンスカフェにいっても、実際に科学について会話ができるかな、と心配になって躊躇してしまうのかもしれませんね。

(原田)私自身も他の分野は得意ではありませんし、苦手な分野もたくさんありますので、そこを超えていくのはハードルがあると感じます。

(伊藤)最後に、Surfvoteについてどう思いますか?

(原田)こういう場があるのはいいと思います。なぜなら、普段人が考えたり思ったりすることは、個人に紐づいたSNSやウェブサイト等の発信に留まってしまうからです。そうすると、意見の偏りがでてしまうと思います。Surfvoteは様々な方がいるコミュニティで、多様な意見を言える場で、とても良いと思います。私自身、「それは科学を知っている前提の人に話している」、と言われて初めて気づくことがありました。そういった気付きが、イシューオーサー側にもあると思います。まだ2本しか発行していませんが、私自身は勿論、他の分野の方にも参加していただくと、この場自体がもっと盛り上がっていき、面白いムーブメントが起こるのでは、と思っています。

(伊藤)原田さんは投票の途中でもご自身のアカウントから、投票してくださった方々にコメントを書いてくださいました。ユーザーとの対話をとても大切にされていて、運営側としても励みになっています。これからもユーザーの方々に沢山の投票とご意見をいただけるように頑張っていきたいと思います。
原田さん、本日はありがとうございました。

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▼「科学技術は私たちにとって身近な存在であるといえるのか?」オーサー原田久美子さん


▼原田久美子さん執筆のイシュー一覧▼

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(前回までのインタビューは下記リンクからご覧ください)
①自分にとって当たり前の科学技術について、他の人にも聞いてみたかった


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