サーフィンとコロナウイルスの影響
コロナウイルスによる影響はサーフィンにおいても大きく出ている。
外出自粛の行政要請がある中、サーフィンのような自然を相手とし、いわゆる3密(密閉・密集・密接)とは言えない環境下で在宅勤務や休業で体を動かす機会が減ったサーファーにとっては唯一のリラックス方法である。
では、サーフィン自粛は実施されているかというと答えはNoである。私もサーフィンをやっているが、この結果には異論も反対も全くない。
サーフィン連盟からの声明
一般社団法人日本サーフィン連盟も緊急事態宣言発令を受けて声明を出している。「サーフィン禁止発令をするほどの強制力はないが、責任ある行動をとりましょう」とだけ留めている。
行政発ローカルオンリー命令
そして、湘南・千葉など普段、東京表面などからのビジターサーファーがくるポイントでは、軒並み駐車場が閉鎖されている。
要は合法的にローカルオンリーのルールが設けられたわけである。
(※ローカルとはそのサーフスポットの近くに住んでいる人のこと)
もともとサーフィンは”1つの波に1人しか乗ってはいけない”というルールがあるので、サーファーの数の方が波の数より多いと、必然的に波に乗れる人の数が少なくなる。(海が混んでいる状態)
週末の様子
では、低気圧が太平洋側を通過し、波に恵まれた4月18・19日の週末はどうだっただろうか?
湘南はローカルだけでも普段と変わらない人の多さだったように思える
イメージ通りだが、湘南地域はサーファーが多く住みローカルだけでも波の供給とサーファーの需要のバランスがもともと取れていないようである。
また、サーフィン雑誌ではサーフィンを自粛すべきかをオンライン調査している。
結果は円グラフの通りであり、自粛しているのはローカルではなく、ビジターが大半だということがわかる。
今後、こういった状況がTVなどのマスメディアで報じられて、標的の的となってしまうと、海を閉鎖するなんてこともあり得るかもしれないが、それは間違っていると思う。
最初に述べた3密に該当するか?今週末のようにローカルだけでも人が多いと密集になる。ただ、その中に感染者がどれほどいるのか可能性リスクを考えても、極めて低い。
なぜなら、湘南・千葉などのローカルサーファーは都内に毎日通勤しているような人種ではない。(多少はそういう人もいるだろうが)
なので、結論としてはサーフィンにおけるコロナウイルスによる影響は少なからずあるが、悪い影響はローカルには特段なく、精神状態などを含め自然のなかで運動してリラックス・リフレッシュするのは、コロナ云々より一番の自然両方かと思われる。