見出し画像

インコと一緒にジョージア生活始めます 【前編】トルコの法律に翻弄されながらの旅路 

Merhaba!(こんにちは!)
トルコのエーゲ海から

ガマルジョバ!(こんにちは!)
ジョージアの黒海から、surf anneです🥰

住み慣れていたトルコ、エーゲ海沿いの街クシャダスを一旦飛び出し、
トルコのお隣の国、ジョージア バトゥミに引っ越して今日で一ヶ月になります。

すっと住み続けたかったクシャダスですが、
トルコの滞在許可(イカメット)のあれこれに翻弄され、今は穏やかにサーフとジョージア生活を送っています。


そもそもトルコのクシャダスは、移住前の事前リサーチで、新規イカメットの許可が下りる対象地域だったため移住先として選んだ土地です。

クシャダスへ引っ越してすぐ、こっちで出逢ったトルコ人の友人に同行してもらい、移民局へ行きました。

新規のイカメットを取得するためです。

しかし、移民局で始めに言われたのは…

「トルコでの不動産所有、またはトルコ人と結婚している、学生、以外の新規イカメットは申請すら受付けていません」

と申請自体を跳ね返されてしまいました…😱😱

新規イカメットを取得できると聞き、この地を選んで、サーフとはるばるやって来たのに、、なんで?なんで?なんで??

と現実が理解できず聞き返すと、
私たちが移住する2ヶ月くらい前に法律が変わったとのこと。

外国人の新規イカメットは下りないことが発覚しました。

同行してくれた友人も、「トルコはコロコロ法律が変わるからねぇ~」
と苦笑い。

私たちは苦笑いすらできず…


その後、色々な方に協力いただき情報を集めました。

コロコロ法律が変わるトルコ、だからまたすぐに変わる可能性がある。
新年には法律が緩和される可能性があるという情報もちらほら。
移民局の女性職員はでなく、男性職員であれば優しいから取得できるかも…
と教えていただいたり。
政府関係者に友人がいる方まで、新年には法律が変わるからもう少し待って再チャレンジしてみたら?
など有力情報らしいものまであったり…

私たちも僅かながら新年に望みをかけることにしました。


そして年が変わり、再度移民局に行ってみることに!

結局法律は変わっていませんでした。


迫る、パスポートで滞在できる90日目💦

そして、これは初めて知ることとなったのですが、
トルコで契約した携帯会社ボーダフォンからショートメッセージが届き、
90日を超えて滞在している外国人は、ボーダフォン窓口にイカメットを提出しないと、スマホも90日で強制解約になるとのこと。


トルコでは入国して120日経つと、日本から持ち込んだスマホは使用できなくなることは事前情報で知っていましたが、これとはまた別の話しで、ボーダフォンまで解約させられるとは…😨

追い打ちをかけるような出来事が続き、精神的にも焦りました。
これ以上トルコへ滞在することは、オーバーステイの対象となってしまいます。

新たな行き先として色々な国があがったものの、滞在ビザや物価、サーフの入国のことなどを考え、以前から気になる国でもあった、お隣ジョージアへ翌日引っ越すことに…

お世話になったノルタンとメフメットに別れを告げ、また3ヶ月後にはこのアパートに戻ってくるから、と部屋の合鍵はノルタンに預けました。

メフメットは私たちがオーバーステイにならないよう、知り合いがいる警察署に掛け合ってくれたり、他のトルコ人のお友達は90日ギリギリまで移民局に一緒に行ってくれたり、他にも多くの方が力になってくれましたが、一日で法律が変わる国と言われているトルコ、やはり法の力には勝てませんでした…

ノルタンは私たちとの別れをとても悲しみ、私も同じ気持ちでした。

「また春には必ずここへ戻ってくるのよね?」

「グルジスタン(ジョージア)に着いたら夜中でもいいから連絡してね」

「グルジスタンは寒いから、暖かい服装でいくのよ」

ノルタンはイスタンブール育ちなのに寒がりで、いつも私の服装をチェックしては、
こんな薄いズボンじゃダメよ!
コートのボタンはしっかり上まで閉めなさい!
足首が出てたら風邪ひくわよ!  …などなど毎日のように言われていて💧
しまいには、自分の着られなくなったコートとブーツを私にくれて、
これを着なさい!というほど(笑)

(東北で育った私にとってクシャダスはさほど寒くなく、むしろ暖かく、
私にとっては冬でもダウンコートすら不要なのです)

そんな、お母さんみたいにいつも気にかけてくれるノルタンと毎日会えなくなってしまう…
春にはまた会えるとはいえ、別れの際は涙ぐんでしまいました。


シリア、アフガニスタン等からの移民が増え続けているトルコ、既にイスタンブールやイズミルなどのメトロシティでは新規イカメット取得は難しくなっていることは知っていましたが、そのエリアが日々広がっていて外国人に関わる法律がますます厳しくなっているようです。

私たちが出会ったトルコ人は皆本当に優しく、日本人であることを知ると心から迎え入れてくれるのに、
トルコという国には歓迎されておらず、もはや追い出されているかのように感じてしまいました。


さて気持ちは切り替えて、いざ!ジョージアへ✈🚌

クシャダスからジョージアまでは、
クシャダス~イズミルのアドナン・メンデレス空港までバス
→アドナン・メンデレス空港~トラブゾンまで飛行機
(イスタンブールでトランジットあり)
→トラブゾン~ジョージア(バトゥミ)までバス

といった行程を選択しました。

もちろんインコのサーフも機内同伴で、一緒の旅路です🧡

保安検査場でのサーフ
トルコでは空港スタッフさんが皆笑顔でサーフを迎え入れてくれた
ターキッシュエアラインズではインコも機内同伴可
トルコはペットにも優しくて大好きな国なのに…


トラブゾンに到着すると、エーゲ海気候とは全く違っていてとにかく寒い🥶
すでに真っ暗な中、冷たい冬の雨も降っています。

インコのサーフは寒さにとっても弱いため、雨が当たらないように私のコートの中に入れて温めながら移動します。

トラブゾンからジョージアまではバスでの長旅が待っています。
バスの車内が寒かったらどうしよう…と、
持参していた保温効果のある水筒にチャイを入れてもらうことに。
早速オトガル内にある喫茶店へ急ぎ、温かいチャイを水筒にいただきました。
そのチャイをジップロックに移し替えて湯たんぽの完成です!

完成した簡易湯たんぽをサーフのケージが入っているバッグに入れて、サーフの暖をとることにしました。
おかげでサーフのケージはポカポカ。

トルコで愛されているチャイがこんなところで役立つとは…感謝です。

トラブゾンの新しいオトガル
トルコ独特の、あの薄暗〜いオトガルが苦手な私には快適でした
ここトラブゾンからジョージアまで3~4時間
陸路で入国します🚌


その後~現在のジョージアでの生活は次回投稿へ続きます➡

しばらくの寂しいお別れとなった、ノルタンとメフメットとの日常はこちらを読んでみてください↓↓

サーフがずっと健康でいられるように、サーフの美味しいごはんとおやつ代として大切に使わせていただきます♡