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家族社会学

私、「家族」のあり方について興味があるかもと思ったのは、高校生の時。

それまで「家族」が普遍的な概念すぎて、疑問にも思わなかった。

そこで、初めて「家族社会学」の存在を知った。

家族の形態や機能を社会学的に分析する社会学の一分野

「家族」ってここおかしくない?

家族とは社会的な集団であること

家族はあくまでプライベートな集団であると感じるが、立派な社会集団であり、研究対象となる。「家庭の事情」と聞くとツッコミづらくなるし、家族の悩み事を外に言いづらかったりする。家族はなぜこんなにプライベートなものとされているのだろう。児童虐待だったり、親子の問題が潜在化してしまうのも、家族が公的なものではなく私的なものとみなされているから。それっておかしくない?

普通の家族なんていう幻想

普通なんて存在しないというのは、どんなことにも当てはまる。もちろん家族にも。CMで描かれるような温かい家族なんて本当はないのかもしれない。あったとしても、それはある家族の一面であり、それぞれの家族には良くも悪くもいろいろな面があるだろう。

これは私の持論だが、小学生の頃は誰もが自分の家族は完璧だと思っていて、中学生になると自分の家族が抱える問題に気づき、高校生になると案外他の家族も何か問題を抱えていることを知る。少なくとも私はそうだった。所詮人間の集団なんだからいろいろあるよね。それが「家族」というだけで何か魔法がかかるのはおかしくない?

理想の家族像

お父さんとお母さんは一人づつ。お父さんが働いてお母さんは温かいご飯を作ってお家で待ってる。家族は遺伝子的な結びつきがあって、精神的な結びつきもある。「家族」と言ったらこうだよね、っていう理想。

これっておかしくない?

ポリアモリーのように同意の上で複数のパートナーがいてもいいし、お父さんとお母さんじゃなくてもいいし、誰が温かいご飯を作っててもいいし、遺伝子的や精神的繋がりがなくてもいいんじゃない?

一番コアなコミュニティだからこそ

「家族」って赤ちゃんが一番最初に晒されるコミュニティで、多くの子供(あるいは大人)にとって崇拝対象になるような居場所。だからこそ、成長して外のコミュニティに属し始めてこそ感じる、「家族」という一番コアなコミュニティのあり方。

興味あるかも。

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