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人脈市場

最近周りの人がよく「人脈、人脈」と言っている。みんな人脈作りに忙しいみたいだ。
 
そしてそんな周りに違和感を抱く。

そもそも人脈って?

ある集団・組織の中などで、主義・主張や利害などによる、人と人とのつながり。

「利害」などによる繋がりか。人脈という言葉に抵抗感がある人は一定数いると思う。そんな人たちは、誰かを「利用する」のが嫌なんじゃないかな。誰かを自分の利益のために使うことが。
 
私もそう考える人なんだけど、それはただ単に私自身が「やりたいこと」と「自分が提供できる価値」が分かっていないから、人脈市場(言い方)に参入する準備ができていないだけなのでは?
 
そもそも人脈市場に参入している人って、全員が「自分の利益のために他人の力を借りようとしている人」。だから参入者は、自分の利益(やりたいこと)と他者に貸せる自分の能力を理解している必要がある。そうすることで前者と後者の需要と供給が一致し、人脈市場は基本的に利益しか生み出さず、しっかり機能する。需要と供給が一致しなければ、名刺を交換して終わり。ただそれだけ。
 
人脈作りを、何かを求めている人とそれを持っている人をマッチングするものだと思えば、とても理にかなっているし、みんなが幸せになる繋がりだと思う。
 
ただ、なぜ自分が違和感を覚えるかと言うと、自分はまだ自分の利益(やりたいこと)が何か分からないし、自分が他者に提供できる価値も分からない。だから、人脈作りをするとしても「とりあえず知り合っとけ」という態度になってしまう。そんな誰でもいいみたいな接し方は嫌で、人脈作り自体に嫌悪感を抱いているのかもしれない。
 
もし自分にも達成したいゴールがあれば、周りの人を始め大人をもっと頼って「力を貸してください!」って言うと思う。
 
そう考えると、周りが最近「人脈、人脈」と言っているのは、それだけみんなやりたいことがあるということなのかもしれない。そうだったら素敵だな。


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