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日本一周旅日記23日目 ~ 岡山編 ~

さて今日も快活クラブからの出発。

前もってわかっていたことだが外は大雨。

このまま快活でダラダラしたいが、岡山方面に逃げれば晴れているので頑張って大雨から脱出するべく岡山方面を目指して出発。

最初の目的地は吹屋ふるさと村。

ここから約120キロ、大体4時間弱の距離まで突き進む。

どうも山陰側は町同士の密度が低いので、朝一から目指す目的地の距離感がバグってしまっている。

とりあえず今日を乗り切ればあとは天気も問題なく、立地的にもホームグラウンドみたいなものなのでいざゆかん。

出雲から岡山方面に突き進むに当たり山を超えていく必要があるので、今日は一枚多めに着込んで出発したところ全く寒さを感じず、途中までは道もきれいに整備されていたため意外と快適なツーリングに。

道中なかなかきれいな景色もあり、晴れの日だったらさぞ良かっただろうと思う。

とここまでは良かったが大体1時間ぐらい進んで山道の方へ入っていくと、だんだんと標高が上がると同時に気温が下がってきた。

雨用グローブが若干薄めなので、だんだんと指先の感覚がなくなってきてフロントブレーキをひくのに問題が出てきた。

一旦雨が抜けるところまで我慢していたが、正直最後の方は薬指と小指の第一関節が完全に動かなくなっておりかなり焦った。

幸いにしてちょうど雨を抜けたところに駐車場があったため、手袋を取ってみたら冷たくなっていたものの意外と大したことはなさそうだったので、一旦手を温めて再出発。

コンビニがほしいところではあったが、道中全く見つからないので仕方なく突き進む。

ここで気を抜き完全に油断していたら、また雨が降り出し、今度は標高も上がったため雨が雪に変わってしまっていた。

西日本ということでこの時期であれば雪も降らないだろうと思っていたので大誤算。

突き進めば突き進むほどあたりが雪景色となっており、道路も若干凍っている部分があったため途中で引き返そうかものすごく迷った。

曇止めシールドをつけていたにもかかわらず、シールドが曇ってきており、大粒の雪と吹雪で視界不良となっていたため、人生で一番バイクの運転が怖かった。

標高が800m程度しかなかったはず(もしくは1800mの1が見えなかった可能性も)だが、この時期であれば十分に雪がフルらしい。

幸いにも轍の上を進んだためにコケることはなく、距離的には5キロもなかったのでなんとかなったが、雪が止む保証がなければ完全に引き返していただろう(岡山方面に進めば確実に天候が回復する確証があったので進めた)。

岡山と島根の県境のほうまで来るとコンビニも出てきて、さっきまでの雪からは考えられないほど晴れてきたので、晴れの国岡山は伊達じゃないなと思ったりした。

少しコンビニ休憩を破産で再出発。

ちなみに先程までの大雨でブーツは完全に浸水し、靴下が絞れるようになっていた。

ここまでくればあと1時間弱で第一目的地である吹屋ふるさと村へ到着する。

先程までの寒さと視界不良を経験すると、晴れの日のツーリングの快適さを身にしみて実感できる。

さてそんなこんなで吹屋ふるさと村へ到着。

寒さと雪でモジモジしていた時間があったため、想定よりも遅く13時頃の到着となってしまった。

お昼ごはんをここで食べようと思ったが、平日ということもありどこも営業していなかった。

もう少し賑わっているかと思ったが、都市部から離れているということもあり、観光客の姿はあるもののほとんどのお店はしまっていた。

付近を散策して、完全に昼ごはんを食べ損ねたため、仕方なく次なる目的地である倉敷美観地区へ向けて出発。

どうしても午前の過酷さと比較してしまい、午後は完全に快適ツーリングとなり道中特に何もなかったが気持ちよく走ることができた。

1時間半ぐらいバイクを転がしていくと市街地方面に到着し、倉敷駅のバイク駐輪場へ到着した。

岡山駅までは行ったことがあり、かなり過疎っていたイメージがあったが倉敷は思ったよりも都会のように感じた。

加えてなんとも言えない地元感が漂っており、付近を散策してみるとかなり住心地が良さそうな気がした。

駅の近くに巨大ショッピングモールが存在するのは中規模都市ではよくあるかもしれないが、加えて三井アウトレットパークも併設されており、そのせいかライトアップ等も含めてかなりおしゃれな風合いとなっていた。

反対側に行くと美観地区方面となっており、約徒歩10分ぐらいで到着する。

若干夕暮れ時だったのでちらほら既にしまっているお店も存在したが、平日の夕方にも関わらずかなりの観光客がいた。

結局ここは夜またやって来たのだが、ある程度人がいるかと思いきや19時の段階ではほぼ人通りもない状態までになっていた。

雰囲気はいいので散策にはもってこいだと思っているが、意外とこの時間になるとお店も完全に閉まり、観光地感はなくなってしまう。

周辺の商店街もいい感じに寂れていて、個人的に雰囲気としてはなかなかいいところだなと感じた。

今日は近くに快活も安めのゲストハウスもなさそうだったので、奮発してホテルを取った。

今日は布団でぐっすり眠るぞ。

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